先日、床暖房の施工が無事に終わり、本日はカーペットを敷きました。
カーペットの下地にベニヤ板を入れながら、
部屋ごとの段差をなくしていきます。
カーペットは下地に接着剤やモノボンド、または金具のピンで固定する方法が
ありますが、主流なのはカーペットをピンで固定する「グリッパー工法」。
床に直接接着する工法に比べると敷き替えが容易なので、
汚れが目立つような白いカーペットでも、多少は安心です。
まずはカーペットの下地として、床暖房を入れた部分を除いて合板を敷き、
床の隅に釘が上部に突き出た板(グリッパー)を打って
そこにカーペットを引っ掛け、引っ張りながら、
表面にシワが入らないように張っていきます。
カーペットが床と巾木の隙間に巻き込まれていくようなイメージで
つなぎ目がなくフラットで、とてもキレイです。
置き敷きのカーペットに比べて見た目が美しいだけでなく、
下地のフェルトのお陰で弾力性が高く、歩き心地も抜群。
「硬いフローリングは足が疲れる」という方であれば、
弾力性の高い敷き込みのカーペットがおすすめです。
また、カーペットの施工で注意したいのは、汚れ。
クロス貼りの途中で汚してしまわないよう、完成直前に施工します。
巾木を塗装し、クロスを貼った最後の段階でカーペットを張れば、
文字通りのシミ1つない状態で、お客さまに引き渡すことができるからです。
床がフローリングやタイルなら、万が一ホコリが付いても
お引き渡し前のクリーニングで拭き取り掃除を行い、
キレイな状態でお施主さまに引き渡すことが可能。
そのため、必ずしも床の施工が最後になるとは限りませんが
汚れだけじゃなく、傷を予防することを考えると、
どのような床材でも、最後に張るようにしたほうがよいかもしれません。
せっかくキレイに仕上がったカーペットですから、
できるだけ汚さないように、使っていただけたら嬉しいです。
いよいよ完成間近。
気を引き締めて仕上げに入りたいと思います。