人気上昇中のセメントタイル

こちらのお施主さまから、「雨漏りして困っています」という声をいただきました。
どのようなお住まいでも、長く暮らしていたら、防水が劣化し、
どこかしら雨漏りがしてきます。
定期的なメンテナンスをおすすめしていますが
今回のリフォームで、間取りやデザインだけでなく、
住まいの性能も見直すことになりました。

バルコニーにはFRP防水を施し、雨漏りの問題を解決。

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バルコニーのリフォームはFRP防水の施工のみや、
デッキを敷くといったケースが多いのですが
今回はお施主さまのご希望で、セメントタイルを貼ることになりました。

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セメントタイルは、大理石と砂といったシンプルな素材でつくられています。
ヨーロッパからベトナムへ伝わり、今ではベトナムの
レストランやカフェ、ホテルなど様々な場所で使われているのだそう。
自然の着色料を使って幾何学模様や草花が大胆に描かれており、
ノスタルジックな雰囲気が、日本でも人気上昇中です。
デザインも色もバリエーションが豊富にある中から
お気に入りのものを見つけることができたお施主さま。
仕上がりをとても楽しみにしていらっしゃいました。

FRP防水の上から、職人さんが下地の接着モルタルを塗って
一枚ずつ丁寧にタイルを貼っていきます。

モチーフがはっきりとしたタイルなので、
その模様がキレイに出るよう、半端なタイルがでないように
僕たち現場監督が事前にきちんと割り付けをしています。

セメントタイルは、経年とともに色が落ち着き、
味わいがでてくるのも魅力の1つ。
これから、ますますお施主さまの暮らしになじんでいくはずです。

あとは接着剤が乾くのを待つのみ。
晴天が続きますように。

2014 10/1 5:00 Posted by ON邸

INAX 最上級トイレ

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HPでデザイン実例などをご覧いただければおわかりになりますが、
クラフトは、トイレの施工にかなりの力を入れています。
トイレで過ごす回数や時間は、みなさんの想像以上。
リラックスできるトイレも、心地のよい住まいの条件です。
長時間過ごしていても疲れず、行く度に癒されるトイレを目指し、
お施主さまの好みに合ったデザインや性能を取り入れるようにしています。

こちらは床や壁のタイル、ドアまで黒で統一し、木の棚をアクセントに
シックに仕上げたトイレです。
しかし一般的な白い便器を置いてしまうと、この空間から浮いてしまうため
モダンなデザインの黒い便器を設置しました。
角がなく、曲線で構成された優美なフォルム。
ノーブルブラックという格調高い色合は、
お施主さまご希望の空間づくりに役立っているようです。
汚れをきちんと確認できるよう、便器の鉢内は白になっていたり
隙間まで拭き掃除をできるよう、電動でリフトアップできるなど
掃除のしやすさに配慮されていることも、ポイントが高いのでは。

また、洗浄音がとても静かなことも特徴です。
水の力に加えて、空気を吸引する力で洗浄するため、
少ない水で流すことができ、静かで超節水。
寝室の隣に配置しても騒音の心配がないため、
物音が気になりやすい二世帯住宅にもおすすめです。
また、センサーで人を感知すると、便器の中と足元を照らしてくれるため、
夜中にトイレに起きたときに「まぶしい!」と眉をひそめることもなくなりそうです。
従来よりもワイドな便座で心地よくホールドし、
背面からはクラッシックやジャズなど素敵な音楽が流れるといったリラックス機能も。

今のところ、デザイン、使い心地、機能が最上レベルだと言われている商品。
設置する際は、傷を付けないように…と大変気を使いました。
しかし、こうして完了してみると、やはりうつくしく、存在感があります。
トイレの便器も、選択肢が増えていますが
だからと言って「高いからよい」というわけでもありません。
必要な性能や好みのデザインのものを、予算内で見つけていくことが大切です。
プランでは後回しになりがちなトイレですが、せっかくの機会ですから
とことんこだわってみてはいかがでしょうか。

2014 9/20 6:43 Posted by ON邸

ダイヤ型のタイル貼り

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キッチンや洗面室といった水まわりには、
汚れを拭き取りやすいタイルを貼ることが多くありますが、
せっかく種類豊富なタイルを使うなら、ただ機能性を追求するのではなく
色や形、貼り方にこだわり、お好みのテイストで仕上げてみてはいかがでしょう。

同じタイルでも色や貼り方によって印象がぐっと変わるのが、タイルのおもしろさ。
どのタイルをどのようなパターンで貼るか、という「割り付け」を
デザイナーと一緒に考える工程も、けっこう楽しいものです。

さて、こちらはキッチンの壁に、ダイヤ型でふっくらとした厚みのあるタイルを貼り、中央に黒いドットを散りばめました。
よく店舗などに使われる、個性的なタイルですが
お住まいの中に使うことも可能で、この場合はちょっと非日常感が演出できます。
ちなみに、この”中央のドットの色”というのがデザイン性を大きく左右しており、
こちらが白だと、エレガントなイメージになりますが、
今回は黒。
コントラストが効いて、モダンな印象がぐっと深まっています。

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キッチンカウンターも、白と黒の組み合わせがクールなデザイン。
天板の黒が空間を引き締め、タイルの壁との相性も抜群です。
最近の現場で実感しているのは、タイルにこだわるお施主さまが増えたこと。
アクセントとしてモザイクタイルを使うだけに留まらず、
今回のようなダイヤ型のほか、ひょうたん型、ガラスモザイク、
ヴィンテージ調の石タイルなど、覚えきれないほどの種類があります。
どのような理想も実現できますし、タイル選びが楽しいでしょうね。
レトロやヴィンテージといった流行があるかもしれませんが
とにかくどのようなタイルでも、
そのタイルの魅力を損なわないように、美しく、あるいはラフに貼り上げていく。
昔とは比べ物にならないほど住まいのテイストが多様化したことによって、
現場にもセンスが求められるようになっています。

Posted by ON邸