こちらのお施主さまから、「雨漏りして困っています」という声をいただきました。
どのようなお住まいでも、長く暮らしていたら、防水が劣化し、
どこかしら雨漏りがしてきます。
定期的なメンテナンスをおすすめしていますが
今回のリフォームで、間取りやデザインだけでなく、
住まいの性能も見直すことになりました。
バルコニーにはFRP防水を施し、雨漏りの問題を解決。
バルコニーのリフォームはFRP防水の施工のみや、
デッキを敷くといったケースが多いのですが
今回はお施主さまのご希望で、セメントタイルを貼ることになりました。
セメントタイルは、大理石と砂といったシンプルな素材でつくられています。
ヨーロッパからベトナムへ伝わり、今ではベトナムの
レストランやカフェ、ホテルなど様々な場所で使われているのだそう。
自然の着色料を使って幾何学模様や草花が大胆に描かれており、
ノスタルジックな雰囲気が、日本でも人気上昇中です。
デザインも色もバリエーションが豊富にある中から
お気に入りのものを見つけることができたお施主さま。
仕上がりをとても楽しみにしていらっしゃいました。
FRP防水の上から、職人さんが下地の接着モルタルを塗って
一枚ずつ丁寧にタイルを貼っていきます。
モチーフがはっきりとしたタイルなので、
その模様がキレイに出るよう、半端なタイルがでないように
僕たち現場監督が事前にきちんと割り付けをしています。
セメントタイルは、経年とともに色が落ち着き、
味わいがでてくるのも魅力の1つ。
これから、ますますお施主さまの暮らしになじんでいくはずです。
あとは接着剤が乾くのを待つのみ。
晴天が続きますように。