木工事

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大工さんの木工事も、いよいよ大詰めです。

木工事とは、床の土台・床組・合板張や、壁と天井の下地組・ボード張、
ドアのフレームなどを各所にはめ込み、
住まいの骨組みをつくっていく工事のこと。
これが完了すると中間検査に入ってしまうため、
木造住宅をリフォームするときの重要な工事の1つ言えるかもしれません。

木工事では、クラフトの現場担当の指示のもとで、大工さんたちが中心となって作業を行います。
ここで重要なのは、“どれだけキレイに組むか”ということ。
例えば、木工事で組まれるボードの段差が悪ければ、
いくら仕上げを丁寧に行っても凹凸が生じてしまい、キレイに見えません。
同様に、床や天井は水平、壁は垂直にならないため、これもまたキレイに見えません。

そうした意味で、木工事こそが住まいの基本・骨組みとなるのです。
木工事にこそ、仕上がりの善し悪しがかかっているとも言えますね。
私たち現場監督も、大工さんたちにきちんとした仕事をしてもらうため
適切な指示を出さなければならず、木工事が終わるまでは気を抜けません。

これが完了すると、中間検査に入ります。
これは、お施主さまと営業・設計・施工それぞれの担当者が一緒に
床や壁、天井や照明やコンセント、といった細かな部分まで確認していく検査のことです。
何故この段階でお施主さまにご確認いただくかと言うと、
壁や床が仕上がってからの再工事だと、仕上げも広範囲でやり直さなければならず、
納期が遅れてお施主さまにご迷惑をかけてしまうことになるからです。
そんな事態にならないように、仕上げ前の段階でできるだけのことを行っています。

間もなく完了を向かえる木工事。
終わったら、つかの間だけでもホッとできそうです。

2013 11/21 2:44 Posted by HT邸