複雑な電気配線の整理

鉄骨3階建ての二世帯住宅を、フルリフォームでスケルトン状態にしています。
解体後まず私たちが行う作業が、配線の整理です。

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気の配線図があればこの作業がとても楽になるのですが
古い建物だとほぼ100%存在しません。

こちらのお住まいは、子世帯の電気の一部が
親世帯に供給されている状況でした。

親世帯の電気量が不足しているのでしょうか。
今回は親世帯への配線をそのまま生かし、
そのほかの配線を一新することになりました。

改修部に微妙に残すべき配線が混ざっているため、誤って切らないように、
いつもよりも注意しながら撤去作業を進めています。

電気配線の調査を行うにはたくさんの知識と経験が必要ですので
クラフトではいつも信頼できる電気業者さんにお願いしています。

晴れて撤去できたら、
社内の設計担当が描いた配線の図面をもとに
新しく配線し直して行きます。

このように、解体後すぐに配線を調査・整理しなければ
かならずその後のリフォームで滞りが出てきます。

今回のようなケースは決してめずらしい訳ではなく
私たちがリフォームしていると、
「えっ! この部屋の電源がこんな所に使われているの?」
とびっくりしてしまうことも少なくありません。
そして複雑になればなるほど、配線の整理が大変に。

今回は配線だけで済みましたが、配水管も同じように
複雑にからみあっていることがあり、
やはりスケルトンに解体してみないとわかりません。

その点、クラフトはリフォーム後に電気の配線図をお渡ししていますので
いつか電気工事をすることになったとしたら、その電気屋さんは
「いやー、配線がわかりやすくて助かりましたよ」
とおっしゃるはずです。

うーん。うらやましいですね。

2015 4/11 2:57 Posted by YK邸