塗装・クロス・漆喰・石

仕上げの種類がいろいろと分かれている現場でした。
漆喰、ルナファーザー(塗装用クロス)、大理石、塗装…。
最近クラフトではこのような現場も少なくないですが、
ここまで仕上げが分かれているのは久しぶりです。

仕上げが違うと、工事の段取りが複雑になります。

左官屋さん、ペンキ屋さんと、それぞれの業者さんが異なるため、
同時に行うことができません。
塗装が終わったら、乾くのを待って(梅雨だと乾燥するのにも時間がかかります)クロスに取りかかる
というように、工期短縮ができないのが辛いところ。
ちなみに塗装→クロス→漆喰の順番で仕上げを行うのは、周囲が汚れないようにするためです。

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どうやったら一番スムーズに行くか? を考えながら、
少しでも工期を短縮できるように努力するのが現場監督の役割。
職人さんが入れ替わり立ち替わりと作業できるように段取りを整えていきました。

1つ終わるごとに養生を行います。
建具の色が裏表で塗装が違っていることも、この工事を大変にしていた理由の1つ。
廊下側と寝室側で壁の色が違うため、それぞれの壁に合わせて現場で建具を塗装しました。

そうして完成したのがこちら。

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スモーキーでややグリーンがかったブルーに、表情のある石の壁。
ニッチも設けました。
さまざまな仕上げが、バランスよく調和していると思います。

2016 7/24 3:31 Posted by TU邸