本日、マンションの解体工事が始まりました。
マンションには管理組合によって管理規約が定められており、
工事時間が決まっていたり、フローリングが使用できなかったりと、
そのマンションごとにさまざまな制約があります。
そのため、工事を進める前には必ず管理組合に申請し、
管理規約をきちんと守りながら工事を進めていくようにしています。
もちろん、近隣へのご挨拶も欠かせず、クラフトの担当者とお施主さまが一緒に挨拶に回って
少しでも心証が良くなるように配慮。
これから長く住み続ける家だからこそ、管理組合や近隣の方々に誠実な対応をすることが大切です。
今回も、騒音や工事時間に気を配りながら、慎重に解体を進めていきました。
さらに、エレベーターの専有を控えたり、車の駐車位置に気をつけたりと、
できるだけ近隣の方のご迷惑にならないように注意しました。
こちらのマンションは50世帯ほどある近隣には工程表を配り、
工事の進行をお知らせしなければならない決まり。
フローリングはNGで、水まわりのみ、タイルの使用が可能というように、
管理規約は輪をかけて厳しいものでした。
土日の工事はもちろん不可で、平日も17時には道具をすべて片付けて撤収しなければならないため、
夕方になるとまさに時間との勝負。
少し特殊だったのは、空調と換気の交換。
築年数が古いマンションのため、設備をすべて交換することになっていますが
マンション全体をメンテナンスしている指定業者に依頼しなければならず、
少しだけ予算がかかってしまいました。
これから下地をつくっていくわけですが、アンカーの打ち込みも禁止となっており、
接着剤で固定しなければなりません。
その他にもいろいろと厳しい決まりごとがあり、なかなか監督泣かせの現場です。
職人さんたちに「くれぐれも周囲の迷惑にならないように・・・」と口酸っぱく言いながら、
作業の進行にも目を尖らしていなければならず、いつもより骨が折れそうな予感。
それでも、厳しい管理規約はきちんと管理がなされている証拠。
このようなマンションには暮らしてからの安心感があります。
とくに高級マンションやタワーマンションは、他と比べて規約が多いことがありますが、
きちんと守りながらリフォームを行えばそれほど難しいことでもありません。
また、もし厳しい管理規約のせいで希望どおりのプランが実行できない場合は、
デザインや照明を工夫してお客さまの理想を実現できるようにしています。
煩雑なリフォームの申請手続きなども、クラフトで代行していますので、
あまり時間がない方、煩わしいことが苦手な方は、ご相談ください。