バリアフリー

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これから冬にかけて、お風呂が楽しみになる季節です。
あたたかい湯船に浸かれば、身体の疲れが芯から癒されるようですね。
しかしその浴槽が、年配の方の負担にもなっているそうです。
年配の方は足腰が弱くなり、平衡感覚が失われがちなため
床で滑りそうになったり、段差につまずいたり、
また「浴槽をまたぐのが大変になった」という声も聞きます。
段差があると、小さなお子さまだって危険です。

そこで、今回は浴槽の入り口を35cmほど下げるための工事を行いました。
通常、UB(ユニットバス)は架台で支えられていています。
架台には支持脚が取り付けられており、
その支持脚の長さの分、洗面室との間に床の段差が生まれてしまいます。
そこで、UBを配置するエリアの地面を下げて段差を解消することに。
そのためには地面に打ってあるコンクリートをはつる必要がありました。
既存のコンクリートを電動ハンマーで20cm程はつった後、
新たにコンクリートを打ち直します。
無事に土台の床を下げることができたので、これでUBを配置しても
比較的フラットな床を実現できます。
バリアフリーという言葉は、高齢者のためにあると思われているようですが、
こうした障害の少ない住まいは、誰にとっても暮らしやすいものです。
今はバリアフリーの必要のない方も、ずっと暮らせる住まいのために
将来を見据えたプランニングをお勧めします。

これからUBの設置作業が始まります。

2014 9/30 10:54 Posted by TY邸