最近のマンションや一戸建ては、断熱材が入っているのが当たり前です。
僕も断熱性が入った家に住んでいるので、
古くて断熱材の入っていない実家に帰ったときは
驚くほど寒いと感じてしまいます。
ストーブをつけている居間はまだいいのですが
洗面室やトイレ、寝るときはぶるぶると震えている状態。
「なにが寒いの」と笑いながら薄着でくるくると動き回る母は、
我が親ながらたくましい…。
寒い状態には慣れてしまうものかもしれませんが
断熱材は冷暖房効果があるため室内が暖まりやすく、なおかつ経済的ですので
これからリフォームを考える方にはぜひお勧めしたいです。
今日は、あるお住まいの室内外周面にウレタン吹き付け断熱を行いました。
ウレタン断熱材の原液が入ったドラム缶を車に搭載し、
ホースをつなげ、専用の発砲装置で躯体に吹き付けていきます。
こちらはマンションの6階で、
ベランダ側の道路に作業車を駐車し、ホースを上げる必要があったため、
道路使用許可を取りました。
専門の職人さんが、壁の下から上に向かって、ガンを左右に動かしながら
隙間のないように丁寧に吹き付けていきました。
ウレタンの厚さは、そのお住まいに必要な断熱性能によって変えていますが、
今回は設定した20mmの厚みで、均等に、凹凸がないように吹き付けていきます。
もちろん経験のある職人さんですから、お任せしていても安心なのですが
より確実に断熱効果を発揮できるよう、最後に僕たち現場監督が専門のピンを使って
ウレタンの厚みを測ります。
20mmのピンをウレタン部分に刺し、きれいに根本まで刺さったら完璧。
ちょっと浮いたり、埋もれたりしていたら、やり直しです。
厚すぎると仕上げに影響が出てしまうし、薄すぎると断熱効果が足りないため
かなり慎重にチェックしていきます。
もし厚みが違っていたら、職人さんに吹き直してもらう必要があります。
今回はきちんと20mmの厚さが出ていたので、このまま工事終了。
断熱材を吹いた後の現場はあたたかく、快適です。
こちらのお住まいのお引き渡しは、冬真っ盛り。
お施主さまには、その効果を十分に体感していただけると思います。