5月に入り、天候が不安定なときもありますが、
爽やかに過ごせる日も増えてきました。
ときどき、昔使われていた道具や
建具などを見に、古道具屋へ足を運びます。
古建具も色々とあり、その中で、最近では目にする機会が減った
型板ガラスをいくつか取り上げてみようと思います。
型板ガラスについて少し調べてみると、
1960年代中旬頃が一番盛り上がっていたようですね。
各ガラスメーカーがこぞって多種類の型板ガラスを生産していたそう。
今では大半が生産中止され、市場には残っているものは少ないようです。
(参考サイト:http://www.osgco.com/)
例えばこちらの写真。

壁と同じ白い建具で同化させながら
はめ込んである、消しガラスを通る光が
柔らかく拡散して、扉を閉めていても
隣の部屋の光や影がやわらかく伝わり、
気配を感じることが出来ます。
次は、笹の葉ガラスです。

大きな模様なので見る角度によって、
光の変化が大きいです。
上の写真をクリックしていただくと分かりますが、
ひとつの扉の中で、テクスチャーの異なる
消しガラスと組み合わされているのも、
アクセントになっていますね。

こちらは、ダイヤガラスという名前がついています。
ガラス自体も少し厚めで、窓を挟んだ向こう側から
こちらの情報が読み取られにくいようになっています。

こちらはリフォームに古建具を取り入れた一例です。
床にパイン材を張り、壁には漆喰。
モールガラスを組み込んだ窓は
障子のような役目を果たしています。
リフォームされた空間に古建具を取り入れたことで、
時間を経たからこそ生まれる味わいが感じられ、
心地の良い空間をつくっています。
型板ガラスは、使用されていた場所によって
果たす役割があったり、
時代によって変化してきたデザインなどがあります。
それらを、今の住まいにどのように取り入れるか、
どこに取り入れるかを考える、面白さもあります。
何より、年月を経てきたからこそ出る味わいや、温もりに、
惹きつけられているのかもしれません。
設計担当:星
ゴールデンウィーク、皆様いかがお過ごしでしょうか?
数ヶ月前、とある物件の担当になりました。
いつも通り、営業マネージャーと設計とチームを組み、取りかかりました。
何時もと少し違ったのは・・・、
本来であれば、工事に3ヶ月はかかるであろう物件ですが、
2ヶ月後には、仮住まいが始まるということです。
通常、施工を始めて2ヶ月後というと室内のクロスを貼り始める位の工程です。
営業・設計・お施主様との話し合いで
2ヶ月後の時点では、「1部屋が寝れるだけで良い」と言うお約束で始まりました。
しかし、仮とはいえ住むためには最低でも
トイレ・洗面・風呂・キッチン は必要です。
解体作業が終わり、主要業者さん達との打ち合わせの時に、
2ヶ月後には、仮住まいが始まる事を伝えると・・・
一同絶句です。
今までのクラフトの施工内容を知っている職人さんであれば、
当然のリアクションでした。
そんな中、主要業者さんの1人が口火を切りました。
「やっちゃうか!! やっちゃお!!
俺も大変だけど、頑張るし!!
みんなでやれば、なんとかなる!!」
一同、即賛同です。
私も、いち早く工程の組み替えをしました。
軽天屋さん・大工さん・電気屋さん・水道屋さん・・・・
この物件に携わった全ての業者さんに事情を説明し、協力をお願いいたしました。
どの業者さんも、嫌な顔一つ見せずに、協力をしていただきました。
そして先日・・・本当に出来上がりました。
補修等、まだまだありますが
生活をするには、十分な環境です。
このブログを通してお礼が言いたいのです。
この物件に関わった全ての業者さんに感謝しております。
本当に有難うございます。
お施主様にも大変喜んでいただくことができました。
手伝いに来てくれた同僚にも、
自分の現場も忙しいのに直属のバイトを回してくれた同僚にも感謝です。
本当に、有難うございました。
施工担当:榎本
陽の光があたたかさを増し、
色々なところで春を感じられるようになりました。
家の中でも、窓から射し込む光で和んだり、
ガラスブロックを通り抜ける光が
ゆらぐ海面のように美しく変化している瞬間に出会えたり。
陽の光は家づくりに欠かせない要素のひとつです 。
そして、陽の光があるところには、
必ず存在する「影」。
家づくりのプランを練るとき、
美しい影ができるように、と常に考えています。
家に住まう人が、刻々と形を変える影から
自然や時の移ろいを感じられるように。
影には表情があります。
光があるからこそ影があるのだ、と
わかるような工夫がしたいのです。
同じ家の中、同じ場所にいたとしても、
時間によって、
季節によって異なる表情。
影からでも楽しさを表現したい、と
いつも考えています。
昨日も。
今日も。
そして、散歩をしながらも…。
設計担当:笹谷