今年も残すところあと1週間ですね。
今年は本当にいろいろなことがありました。
3.11の東日本大震災。
この日から、
私たちがずっと取り組んでいる「家づくり」についても、
改めて考える機会が多くなりました。
お客さまからも今まで以上に
「家族と繋がりを感じられる住まいにしたい」という
声をいただくことが増えたように思います。
クラフトがずっと取り組んでいる「居心地の良い住まい」。
そして、今年の漢字に選ばれた「絆」。
どちらも目には見えませんが、感じることはできます。
震災から1ヶ月経ち、
この目には見えない「居心地の良さ」を
実例集やホームページに掲載している写真だけでなく、
実際に体感していただける空間をつくり、
皆さまにお届けすることはできないだろうかと、
モデルルーム のプロジェクトはスタートしました。
そして、先月11月。
「aoyama craft」として、
南青山にオープンすることができました。
「居心地の良さ」や「絆」。
目には見えないものを形にしていく難しさと、
同時に感じるやりがい。
来年もCRAFTは「家づくり」を通して
皆さまと繋がってゆきたいと思います。
<CRAFT冬期休業のお知らせ>
2011年12月25日(日)〜 2012年1月5(木)まで
今回は、温もりがあり、懐かしい雰囲気の下町商店街の中に完成した
店舗 兼用 2世帯住宅のリノベーション計画をご紹介します。
この店舗は、お施主様のお母様が、おひとりで切り盛りされており、
歴史ある商店街の中でも、昭和の時代からある老舗の薬局です。
工事の前にお店の中を拝見すると、年季の入ったとても味のある雰囲気で、
ショーケースの中には、おおきなスズメ蜂の巣から始まり、蝉の抜け殻、蛇の皮・・・
黒魔術にでも使えそうな不思議な物が沢山陳列してあり、
興味を引く珍しいものばかりでした。
改装計画を行うにあたって、地区の規定を確認してみると、
「建築物の外観、屋根は歴史ある周辺の街並みと
調和した景観に配慮したものとする。」とありました。
お施主様からのリクエストも、昔からの常連のお客様も多いので、
できる限り現在の雰囲気を残したい。というお話もありましたので、
今回の計画では、外観のデザインは大きなキーワードとなり、
お打ち合わせを進めていきました。
・・・そして着工から数ヶ月後、
完成した外観は、こちらです。
道路からプライベートルームへの視線を緩やかに遮る横張り人工木のルーバー、
店舗に近接した住宅玄関の目隠しとアクセントとなる焦げ茶色の穴あきレンガ積み、
工事前から目を引いていた町のシンボルであるお地蔵さんの大きな手書きの看板も
元通り正面の壁に収めています。
和風モダンな外観は、昭和っぽい商店街の雰囲気にも違和感なく溶け込んでおり、
町並みに調和しつつも、モダンな外観に生まれ変わったことで、
お施主様にもとても満足していただけました。
商店街の中での工事計画の場合、
時代の移り変わりと共に店も入れ替わり、デザインも変化し、
町の風景もなかなか調和がとれない事が多々あります。
その場合、目に煩い風景になりがちですので、
今回の商店街の様な町並み造りの規制は、
町が共に成長、進化していく上で、とても重要なことだと感じました。
余談ですが、お店のすぐ隣の有名な「おいもやさん」の大学芋は、
スタッフ、職人さんの中でもとても好評で、職人さんの休憩時だけでなく、
おみやげに持ち帰る人も続出でした!

営業担当:田代