外壁レンガタイルを塗装

今回は、外壁レンガタイルを塗装しました。

既存は、写真のようにランダムな色合いのレンガ色の外壁。外壁塗装によってイメージを一新することになりました。

 

レンガタイルは給水性があり、塗装のノリつきも心配されたので、突然塗り始めることはしません。

写真のように色サンプル作成と合わせて、シーラー等でのくいつきを検証しました。

※シーラー…上に重ねる塗料との密着性を高め、塗装面をキレイに仕上げるための下地処理材

 

まずは塗料や施工方法を決定し、お客さまに最終の色を決めていただき、塗装していきます。

今回は目地まで色をしっかり入れる為、最初に目地部分を刷毛で塗り込んでいきました。その後、ローラーにて塗装していきます。

 

レンガは凹凸があるため、塗り漏れが出やすいところです。職人さんは、塗り漏れがないかを写真のように確認しながら仕上げます。

 

通常の外壁を塗装するよりも、なかなか手間のかかった作業でしたが、既存レンガタイルを剥がすことなく、そのまま利用して、大きくイメージを変えることができたと思います。

施工担当:萩原

2018 2/28 8:47 Posted by 施工担当

「音風景を探す」水の郷 佐原

「ジャ~~~~」

そんな音が聴こえてくるここは、千葉県香取市にある水の郷・佐原。
 
川越市と並び、小江戸と言われる古い町並みを残した町です。
 

 

佐原には古民家を活かしたカフェやお店が所かしこにありますが、
一番の観光スポットは町の中心を通る水路。

 

この水路は、『さっぱ舟』と呼ばれる小船で巡る事もできるので
徒歩とはまた違った風景を見る事ができます。
 
さてジャ~~~~という音は何の音だったかというと、
樋橋(とよはし)、通称じゃあじゃあ橋と呼ばれる橋から落ちる水の音になります。

 
 
なぜ橋から水が?と思いますが、
江戸時代、ここでは農業用水を大きな樋を通し、川をまたがせ、田んぼに送っておりました。
その樋の上に板を渡したのが「樋橋」になり、
樋から溢れた水がジャージャーと川面に流れ落ちている事から
じゃあじゃあ橋と呼ばれているそうです。
 
今の橋は観光用に造り替えられたものですが、
水の音は昔と変わらず、「残したい日本の音風景100選」にも選ばれております。
 
目で見て風情を感じる事は少なくないですが、
じゃあじゃあ橋のように、音を聴いて昔と同じ風情を感じる事は身近には中々ありません。

いや、もしかしたら気づいてないだけで、昔から続く音風景は日常的にあるのかもしれませんね。
 
「音風景を探す」
 
今回なにか、日常での楽しみの一つを見つけたような気がします。

施工担当:楠見 
 

2017 3/20 8:51 Posted by 施工担当

数寄屋建築の「こけら葺き」の屋根。

紅葉狩りに立川の昭和記念公園へ行きました。

ぶらぶら歩いて、たまたま立ち寄った日本庭園の建物が
「数寄屋建築」ですごく凝っていて面白かったので書きたいと思います。

まず目に入ったのは「こけら葺き」の屋根。

 

薄い板を重ね合わせた屋根で、個人的には非常に意外でした。

「こんな屋根ありなのか~」「なんでこの屋根から現代の屋根に変わったのだろう」などなど
いろんな疑問が噴き出します。

3センチ角くらいの垂木が屋根下地として組んであるのは意味がわかるのですが
その上のギザギザしている部分の意味が分からなくてワクワクします。
よく見ると屋根垂木も角が削ってあって(面取り)細かく作り込まれています。
芸が細かい。

 

もっとも興味深かったのが、「深い軒と木の雨樋」。

 

 

「深い軒」は日本家屋によくありますが、「木の雨樋」は初めて意識して見ました。
簡単なつくりなのに趣があります。

そして雨樋があるのが「出入り口の上のみ」。

つまり出入り口以外は屋根に落ちた雨がそのまま真下の玉砂利を敷いたスペースに
落ちていくようになっています。
(玉砂利スペースの名称はすぐ調べられませんでした)

 

現代の戸建て住宅は、屋根に落ちた雨はすべて雨樋を通って効率よく排水管へ流されます。

どちらがいいか「明確に」答えよ。と言われればおそらく、
現代の都市部の狭い敷地に合わせるために軒は浅く、
室内を広くとれるようにした方が住空間の快適性は上がるでしょう。

また、軒を浅くすれば外壁を長持ちさせるために、必要以上に外壁に雨が当たらないように
全方位に雨樋を設置して効率よく雨水を排水する必要があると思います。
屋根からの雨水や雪が隣家へ流れてしまう可能性もあります。

でも、どちらがいいか「なんとなく」答えよと言われれば、どちらが好ましいでしょうか?

個人的には、雨は屋根からそのまま滴り落ちてきてくれた方が好きです。
そういえば実家の居間に寝転がって屋根から落ちる水滴をぼーっと見ていた記憶があります。

いろいろと考えさせられる建築でした。

おまけの内装写真です。

内装もすごく凝っていましたが
高度すぎて言葉にならず、ため息をこぼすばかりでした。

 

 

施工担当:前田

2016 12/14 9:57 Posted by 施工担当