CRAFT WEBLOG

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CATEGORIES : 耐震・構造

築40年以上の建物を耐震補強

築40年以上で過去に増改築を何度かおこなった木造2階建の建物を全面改装することに。
お客様のご要望からプラン的にも間取変更をすることになり、壁量計算をして安全を確認しました。
また、スケルトン状態にして筋交や金物も新規で入れ替えました。
調査段階で基礎にクラックがあるのが見つかったのと、廻りが傾斜地で盛土の疑いもあり、地盤をスウェーデンサンディング(SS)試験で調査をしました。
地盤には問題がありませんでしたので、ベタ基礎方式で基礎の補強もしました。
同時にホールダウン金物も確実に取り付ける事ができました。
ここまでやれば、構造的にかなり新築に近い状態になり、安心してお住まい戴けます。

解体後に発生した事例

地盤の不具合

室内の造作をメインにリフォームした、築30年の木造物件です。工事は室内を全面的に解体撤去した上で、大規模な間取変更の計画でした。

着手から約十日間程で解体撤去作業が終わり、つぎに現場状況の検証作業をはじめます。構造などは予め築年数や建築当初の図面から、耐震診断などによる検討をしていた事もあり、大きな食い違いはありませんでした。

さらに検証作業を進め、むき出しになった床下の地面を歩いていた時です。「ズブッ、ズブッ・・・」 一部の地盤があきらかに軟らかい状態です。鉄筋を突き刺すと簡単に入っていきます。

「こりゃマズイ」という事で、早速お客様へ状況のご報告。

どうやら此処はこの建物を建築する前、浄化槽があった場所との事。「新築時に処理したはずだが・・・」とお客様。

お客様のご了解を得て、スウェーデンサウンディング式(通称SS式)と言われる地盤調査を行いました。

その結果、固い地盤の層は、かなり深い位置にある事がわかりました。浄化槽を撤去した穴をフカフカ状態の土が満たしてあっただけだったのです。幸いな事に基礎や建物本体にはひび割れなどの現象として現れていませんでした。

さて対策です。

今回はまずフカフカ状態の土を支持層(固い地盤)まで掘り起こし、耐圧盤(鉄筋コンクリートの厚い床盤)設置→ジャッキで基礎を支持→付近一帯をセメントで固める、という地盤補強を施工をしました。

目に見えない原因、そして症状として現れない不具合。非常に稀なケースですが、発見できて本当に良かったと思います。何よりもお客様がこの先安心してお暮らし頂けると思うと嬉しいです。

基礎の耐震補強について

先日、横浜で木造一戸建ての全面改装に伴い、基礎の耐震補強工事をしました。
築32年の木造在来工法の住宅です。
調査をすると基礎はI型でベースはなく、また鉄筋は入っていませんでした。
                                      
横浜市の耐震設計マニュアルをもとに、まずは地盤調査から始めました。
地盤調査の方法は、よくSSと呼ばれるスウェーデン式サウンディング試験をしました。
調査の結果、ベタ基礎で補強することになりました。
                                       
実は今回の工事で一番大変だったのは、既存基礎のハツリでした。
補強のコンクリートと既存基礎との定着を良くするために、既存基礎の表面を10ミリの凹凸が出来るまで目荒しする工事です。
朝から晩までアンカーも入れると5日間、ハツリっぱなしでようやく完了しました。
                                         
また今回増築はありませんが、ある程度の規模の増築をする場合は、SSで地盤調査をしています。
せっかく全面改装しても基礎が耐震的に不安定では台無しになってしまいます。

施工管理:高橋




既存の布基礎に貫通穴を開ける


アンカー補強金物の取付


ハツリ工事


目荒し完了


300ピッチでケミカルアンカー打ち


配筋


配筋完了。床下換気口周り補強


完了(16日間・約2週間)