家具のリノベーション

先日、無事に竣工したお客様。
引き続き、家具のリノベーションをお手伝いをさせて頂きました。

木との出会いを大切にされており、
無垢板のコレクションを数枚お持ちでした。

 

当初「この板材を使ってテーフルを作りたい」とお話を頂いた際は、
写真の様にオイルなども塗ってない素地の状態だったので、
天板はサンダー掛けし、オイルを塗って仕上げ、
脚はスチールにて製作という方向で進める事になりました。

実際家具工房へ引き下げサンダー掛け・オイル塗装をしてみると
当初の板からは想像できない、色合い・風合いの天板になって帰ってきました。
 
家具工房さんの丁寧なお仕事と、
木の持つポテンシャルに驚かされました。
 
無垢板の木目ははっきりとしていて
ダイナミックな自然を感じさせます。

一方、脚はスチールを使ってシャープに仕上げました。
スチールとの相性もいいですね。

 

弊社ではあまりない家具のリノベーションという事で
貴重な体験をさせて頂くことができました。
お客様と木との出会いに感謝しております。
 
営業担当:萩原

2016 4/19 8:46 Posted by リノベーション・リフォーム

小津と成瀬とリノベーション

日本映画好きの人が集まると、
「やっぱり小津映画はいいですね」
「そうですか。私は成瀬派ですよ」
なんていう会話を耳にします。

小津安二郎と言えば、日本を代表する映画監督なので
「東京物語? もちろん知ってるよ」という方は多いです。

   
出典:松竹

これに対して、成瀬巳喜男には
いつくかの素晴らしい代表作があるものの
小津監督に比べると、どことなく影が薄いような印象です。

ほぼ同時代に活躍した2人の監督は、
戦後の日本映画をけん引した名監督として
よく比べられることがありますが、その作風はまったく違っています。

たとえば、登場する女性。
小津監督が描くのは、三つ指ついて夫を迎えるような可憐な女性たち。
成瀬監督が描くのは、男の人の前をどんどん歩いていく業の強い女性たち。

同じ時代の日本映画なので
ぱっと見ると似ているような気がしないでもないですが
映画を観た後の印象は、まったく違います。

そこで、クラフトのリノベーションにも同じようなことが言えるのかも、
と思いました。

クラフトのリノベーション実例をご覧の方はおわかりかと思いますが
ホテルライク、北欧、ヴィンテージ、和モダン、アンティーク、欧米の邸宅風…
さまざまなテイストの実例が並んでいます。
なかには、「これとこれは、シンプルモダンだよね」なんてカテゴリー分けができそうな実例も。

しかし、まったく同じテイストなんて一つもありません。

たとえばこちらに、2つのリノベーション実例があります。
ご注目いただきたいのは、どちらも白をベースカラーにしていること。

一つ目はこちら。

 

床・壁・天井は全て白で統一しています。
既存の吹き抜けと勾配天井を活かし、
抜けるような開放感を感じられるようにリノベーションした実例です。

もうひとつのリノベーション実例がこちらです。

 

さきほどの実例と同様に白をテーマにしていますが、意識したのは、光の陰影。
開放感よりもむしろ、趣きを感じさせています。

どちらも白を基調としたシンプルな空間に間違いありません。
しかし、ソファに座ってくつろいだときの印象は、
「え、こんなに…」とお驚いてしまうほど、違うんです。

なぜかと言うと、ここで暮らすお施主さまだけのために、
オリジナルのプランをつくっているからです。

もしこれからリノベーションをお考えでしたら

「ヴィンテージテイストに」
「ホテルライクに」

というテイストだけでなく

「家族でにぎやかに過ごしたい」
「夫婦でお酒をたのしみたい」

なんて、住まいでの”過ごし方”まで考えてみると、
ご希望のテイストに、オリジナリティを加えた
心地よい空間に仕上がるのではないでしょうか。

企画部 佐藤(瀬)

リラックス効果のある住まいの話

一戸建てリノベーション建築家リノベーション

ここ数年で、都内にたくさんのホテルが誕生しています。
今年の8月に長い歴史に幕を閉じた、〈ホテルオークラ本館〉のリニューアルも
今後期待されていますが、2014年にオープンした〈アンダーズ東京〉、〈アマン東京〉といった
世界的に有名なラグジュアリーホテル、また2016年には大手町に〈星のや東京〉が誕生するそうです。
東京の真ん中で温泉に浸かることができるなんて、最高に贅沢ですね。

そこにはきっと、極上の癒しがあるはずです。

さて今回は、お住まいに癒しを求めてリノベーションしたAさんご夫婦の実例をご紹介します。
奥さまのお仕事は作家さんで、いつもご自宅でお仕事をされているのだとか。

編集者さんが訪れて「原稿はまだでしょうか…ッ!」と
にじり寄ることもあるでしょう。(想像ですが)
アイデアがまとまらず、ペンを投げ出したくなることもあるでしょう。(想像ですが)

そのためか、最初に奥さまからうかがったご要望は
「SPAのようにリラックスできるように」
「ホテルのように洗練された空間に」
というものでした。

まさに、癒しを求めていらっしゃる…?

「リノベーションで何とかご希望を叶えて差し上げたい」と思ったデザイナーは
パブリックとプライベートを分けるプランをご提案しました。
1階には、奥さまのアトリエや、編集者さんとの打合せで使うラウンジと、
リラックスできるコンサバトリーを。
2階にはご夫婦と猫がくつろげるLDKと寝室をレイアウト。

   

コンサバトリーとは??

と思った方、きちんと読んでくださってありがとうございます。

コンサバトリーは、自然光を浴びたり、緑を感じたりしながら
リラックスするための空間のことです。

   

コンサバトリーがあるお住まいって、ちょっと贅沢ですよね。
お仕事の合間にこちらでコーヒーを飲んで、気分を変えたり、
お風呂上がりや就寝前に、お酒を静かに飲んだり。

天井はあえて低くし、木のパネルを張って、籠ったような雰囲気に。
ライトは潔く、間接照明のみ。

ただ景色を眺めながら、身体と心を休ませるためのスペースです。

椅子に座ったときに、ちょうどテラスに植えた紅葉の木に目線がいくように
窓を開口したこともポイントです。

ちなみにテラスをはさんで向かいは、奥さまのアトリエ。
   

デスクに座ったときに、お互いに目線が合わないよう配慮していますが
窓の向こうにくつろぐ家族の姿が見えると
なんとなく落ち着きますよね。

また、訪れたゲストにくつろいでもらえるような工夫も。
   

たとえば、こちらのラウンジ。
先述したように、主に打合せなどで使用します。
壁の御影石の美しい石目模様と光沢、収納のブラックチェリーの素材感は、
ホテルのラウンジのようなくつろぎを感じさせてくれます。

吊り戸棚の上下にはタペガラスを入れました。
半透明のタペガラスに、アトリエのアクセントクロスが
鮮やかに映り込み、ラウンジにも華やかさが届きます。

アトリエにいる奥さまの気配が伝わることもポイントです。

「ちょっと修正するから、ここで待ってて」と言われた編集者さんも、
美味しいお酒などを飲みながら、デスクで懸命に作業をする奥さまの様子がわかれば
気長に待ってくれるのではないでしょうか。

椅子に座ると、目の前にはこのような階段が。
   

リノベーションのご希望のひとつに、〈美しい階段〉というものもありました。
そこで玄関前に吹き抜けを設け、オリジナルの階段をデザイン。

デザイナーはAさんのイメージをしっかりと共有し、踏み板の厚さ、面の取り方、
ささらの見え方まで細かく検討しています。

シンボリックに浮かんだ階段は、窓から注ぐ自然光に照らされ
教会のように厳かな雰囲気です。

1階から2階にかけての壁一面に御影石を貼り、
上下階がつながるような印象に仕上げました。

2階のリビングで映画鑑賞をしているご主人さまの気配が
この吹き抜けを通じて伝わってくるそうです。

このように、クラフトのリノベーションでは、
カタチだけではなく「癒されたい」「リラックスしたい」というような
ソフト面のご要望もきちんと受けとめて
オリジナルのプランをご提案させていただいています。

「あー。たまにはホテルに泊まって癒されたいな~」なんて思っていた方。
こんなリラックス効果のある住まいにリノベーションしてみてはいかがですか?