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CRAFT STAFF による WEBLOG

ARCHIVES : 2009年1月

解体後に発生した事例

地盤の不具合

室内の造作をメインにリフォームした、築30年の木造物件です。工事は室内を全面的に解体撤去した上で、大規模な間取変更の計画でした。

着手から約十日間程で解体撤去作業が終わり、つぎに現場状況の検証作業をはじめます。構造などは予め築年数や建築当初の図面から、耐震診断などによる検討をしていた事もあり、大きな食い違いはありませんでした。

さらに検証作業を進め、むき出しになった床下の地面を歩いていた時です。「ズブッ、ズブッ・・・」 一部の地盤があきらかに軟らかい状態です。鉄筋を突き刺すと簡単に入っていきます。

「こりゃマズイ」という事で、早速お客様へ状況のご報告。

どうやら此処はこの建物を建築する前、浄化槽があった場所との事。「新築時に処理したはずだが・・・」とお客様。

お客様のご了解を得て、スウェーデンサウンディング式(通称SS式)と言われる地盤調査を行いました。

その結果、固い地盤の層は、かなり深い位置にある事がわかりました。浄化槽を撤去した穴をフカフカ状態の土が満たしてあっただけだったのです。幸いな事に基礎や建物本体にはひび割れなどの現象として現れていませんでした。

さて対策です。

今回はまずフカフカ状態の土を支持層(固い地盤)まで掘り起こし、耐圧盤(鉄筋コンクリートの厚い床盤)設置→ジャッキで基礎を支持→付近一帯をセメントで固める、という地盤補強を施工をしました。

目に見えない原因、そして症状として現れない不具合。非常に稀なケースですが、発見できて本当に良かったと思います。何よりもお客様がこの先安心してお暮らし頂けると思うと嬉しいです。