動的耐震診断

7~8年前に中古物件を購入し、クラフトでリフォームをされたお客様。
当時で築16~17年、新耐震基準が適用されていた物件でした。

先日の東日本大震災を受け、築24年となった今、
家の耐震性がご心配だ。と、ご相談をいただきました。
早速、ご対応をさせていただいたのですが、ひとつ考慮する点がありました。
それは、新築時にあるはずの筋交いの配置などが記載されている図面が存在していないことでした。
図面がなくとも、耐震性を測れる方法として、
今回は「動的耐震診断」という形をとりました。

この「動的耐震診断」とは、専門の診断士が訪問し、
2つの方法で耐震性を総合的に判断していきます。

ひとつは、水平起振器(下写真参考)の揺れを利用して、
実際に建物(木造2階・3階建て住宅)に小さな地震を起こし、
建物の揺れを東西南北4点に設置した地震計が把握し、解析します。
地震を起こす、といっても震度1~1.5レベルの振動ですので、建物に影響はありません。

2つ目は一般診断として、床下や小屋裏に入って筋交いの位置を
目視で確認出来る範囲で調べます。
所要する時間としては2~3時間程度です。

これらの調査を行い、診断結果を基に補強工事を行った後、
再測定をすることもできます。
そうすると、補強工事の効果を確認することも出来ます。

こちらのお宅も、診断結果を受け、補強工事を行いました。

お住まいのどの部分に補強が必要か、
的確に診断できる「動的耐震診断」。
これからも活用する場は増えそうです。

営業担当:向

2012 10/23 8:08 Posted by 耐震・構造