自由が丘モデルルームのモルタル塗装

「クラフトさんの自由が丘モデルルームのオープンはまだでしょうか」
というお問合せをよくいただきます。
お待たせして申し訳ございません。
ただいま絶賛工事中ですので、もう少々お待ちください。

GW前のことになりますが、左官職人さんがやってきて
モデルルームの壁に塗るカラーモルタルの
試し塗りをしてくれました。

こちらのイメージパースの右側にあたる壁です。

設計部のデザイナーたちが集まって、試し塗りをする職人さんを見守ります。
たっぷりのモルタルをコテにとり、
下地にこってりと塗り重ねていく職人さん。

モルタルの表面をざらざらさせるか、つるっとさせるか。
亜麻色モルタルの上に重ねた白いモルタルをはっきりと残すか、やんわりと残すか。
コテの跡をどのくらい出すか。


話し合いながら完成イメージを固めていきました。

数日後、モルタルが乾いたら”研ぎ”の工程に入ります。

こちらのお写真は、黒いモルタルの上に白いモルタルを重ね、ならした状態です。

白は黒に溶け込んでしまいましたが、ところどころに白いモルタルの名残を発見。
乾いたモルタルの表面は、とてもザラザラしています。
これを、研磨によって滑らかにしていくのです。

使うのは、電動工具のディスクグラインダー。

最初の凹凸を荒研ぎするときは、腕にぐっと力を入れて
大きな圧力をかけているのだとか。

ディスクグラインダー先端に取り付けている研磨パットには、
小さく硬い突起がたくさん付いていました。
最初は硬くて目の粗い研磨パットを使って荒く研ぎ、
徐々にフラットな突起のパットに変えて、細かく仕上げていきます。

ここまで丁寧に?! というほど、何度も何度も研ぎ上げてやっと完成。

ちょっと離れてみると、ラフなモルタル。
しかし、見る角度によってコテ跡や光沢が浮かび、骨材が輝き、
繊細な印象を受けます。

そして先日、いよいよ自由が丘モデルルームのモルタル塗装の本番が行われました。
職人さんたちが数人で、数日かけての大掛かりな作業です。


黒いモルタルに白いモルタルを大胆に重ね、馴染ませていきます。

ちなみに、洗面台は人研ぎ仕上げです。

種石が混ざったモルタルを塗り、乾いたら人の手で研ぎ出していきます。
モルタルの厚さは、どの面も均等な30mm。
そのためキッチンの土台は塗装の厚さを想定し、
各寸法を30mmほど小さくつくっているそうです。

天板と流しの境目に施されたエッジや、
排水口へ続く穏やかな傾斜がとてもきれいで、
こんな些細なところにも職人さんの”技”を感じることができます。

スピードとコストが重視されがちな現代の住まいづくりのなかで
クラフトはその流れに抗うように、手間と時間をかけたモデルルームをつくろうとしています。

このモルタル塗装や人研ぎ仕上げは、そんなこだわりの一部です。
モデルルームにお越しの際は、ぜひ触れてみてください。

企画部 

2015 6/16 9:54 Posted by 施工,素材・材料