1世帯から完全分離の2世帯住宅にリフォームする場合、外部のアプローチプランは結構難しい場合が多い気がします。
門扉は一緒で玄関が2つある場合、2つの玄関が離れていても、どちらかが勝手口のような位置になってしまったり、逆に玄関同士が近すぎて独立性が保てなかったりします。
もともと道路から1世帯用のアプローチになっている訳ですから、玄関を2つ作るだけでは、なかなかうまくいきません。
そこでアプローチや門扉にも手を入れることに・・・
今回の物件は、完全分離の2世帯住宅をご計画したHさまご家族。
1階をご両親さま世帯、2階をお嬢さま世帯にすることは、概ね決まっていましたが、アプローチや玄関をどのようにプランするか?基本は完全分離ですが、お互いの気配がわかり、セキュリティや使い勝手、独立性をどう確保するか?
2階のお嬢さま世帯へは、2階玄関に通じるコンクリートの外階段を造り、カーポートとの境に門扉を設置。
1階ご両親さま世帯の玄関は古いけれどとても雰囲気がいいので、大きく手を入れることはしないで、もともとの位置にしましたが、2階の門扉の位置と1階の玄関が隣り合ってしまい、独立性やアプローチとしてのゆとりが無くなってしまいました。
そこで1階玄関に入るアプローチを右に迂回させて、独立性を保ち、2階門扉には、人工木と穴あきレンガでデザインし、透けて見えることによってセキュリティを確保しました。
床はピンコロ(四角い御影石)を敷詰め、本物の重厚感を引き出しました。
リフォームで外構をプランニングするのは、いろいろな要素が交錯してちょっと厄介ですが、今回はとてもうまくデザインできたと思ってます。
設計:笹谷



