カッシーナ・イクスシー青山本店の見学会

カッシーナ・イクスシー(CASSINA IXC)青山本店が今年リニューアルオープンしました。

 

今回はカッシーナ・イクスシーの皆さまのご厚意で
店内と新作家具の見学をさせていただくことになりました。

クラフトでは、リノベーションした空間に合う家具をセレクトすることがあります。
その際に、設計担当はお客さまと一緒にカッシーナを訪れますが、
個人的にゆっくりと見て回る時間はあまりないため、こうした機会をいただけてとてもうれしいです。

まずは青山本店から徒歩1分の場所にある、ジーマティック(SieMatic)へ。

 

ジーマティックは、高級キッチンとして世界的に有名なブランドで
日本ではカッシーナ・イクスシーのグループ会社が販売しています。

 

ちなみに、クラフトでも人気のミーレの食洗機、ガゲナウのコンロ、リープヘルの冷蔵庫…すべてドイツ製です。
性能、耐久性、使いやすさ、美しさに惚れ込んで導入される方は少なくありません。

こうした質実剛健なドイツブランドを代表するジーマティックのキッチンは
「引っ越す時にキッチンを持って行きたい」と、実際に海外から空輸する方もいるほど
一生ものとして、長く大切に使われているのだそうです。

その後、リニューアルしたカッシーナ・イクスシー青山本店へ。

 

1階はフレグランスや食器などライフスタイル雑貨が中心、2~3階には家具がゆったりとレイアウトされています。
店内の内装に使われている、床材や壁の塗装もユニークです。

 

ソファに腰掛け、座り心地を確かめる設計担当。

実際にいろいろなソファに座らせていただいた中で、個人的に気になったのがマラルンガシリーズ

   

これはカッシーナでも有名なのでご存知の方もいるかもしれませんが
美しさはもちろん、座り心地が抜群によかったです。
背もたれがハイバック・ローバックに変更できるのですが、
ハイバックだと首回りをやさしく支え、ローバックだと腰をやわらかく包み込んでくれます。

とあるクラフトの設計担当いわく「これを選んでおけば、とりあえずは間違いない」
とのことでした。

エッジの効いた家具も目立ちます。

カッシーナでも人気のコルビュジエのLCシリーズについては
正規品とリプロダクト品の違いをしっかりと教えていただきました。

 

2015年よりパトリシア・ウルキオラをアート・ディレクターに迎えたカッシーナ。
カッシーナがアートディレクターを置いたのは初めてということと、
彼女の個性でこれからカッシーナがどのように変わっていくかということに
インテリア業界全体が注目していています。

 

もちろんこれまでのオーセンティックな趣はそのままですが
どことなく華やかで女性らしい雰囲気がただよっているような気がしますね。

 

奥のファブリックコーナーがあり、素敵な生地がたくさん並んでいます。
シンプルな無地もありましたが、目をひかれるのはモダンなパターンやヴィヴィットな色使いのもの。
肌ざわりがよく、厚みもたっぷりとしていてゴージャスです。

ご担当の方にいろいろご説明いただきながら
あっと言う間の2時間でした。

カッシーナと聞くと、どうしても”モダンなデザイン性”に注目してしまいがちですが
こうして実際に触れたり、歴史や工法をうかがってみると
職人さんが手しごとで、丁寧にものづくりをされているということがよくわかりました。

今年90周年を迎えたカッシーナ。
これまでの伝統を守りつつ、新たなクリエイションへの挑戦を感じさせてくれる
インテリアショップへと生まれ変わっていました。

企画担当:佐藤(瀬)

2017 8/31 10:36 Posted by デザイン・プランニング

壁と天井に突き板シートを貼りました

先日、壁天井にサンフット貼りを行いました。

 

サンフットというのは(株)北三の製品です。
天然木の突板をシート状にしたもので、厚みはなんと0.4mm。薄いですね~。

 

裏にアルミの基材を貼っており、
曲面でも角でも折り曲げて貼る事ができます。
今回壁面に6mmの底目地をとっている為、底目地内も貼ってもらいました。

サンフットでは様々な木種のラインナップがありますが、
今回はサペリマホガニーの板目を使用。
 

施工方法はというと、
クロス貼と同じようにまずは貼る場所のパテ等の下地処理。
パテで下地を平滑にした後には接着性を良くする為、シーラーを塗布します。
 

シーラーが乾いたら、いよいよシートに接着剤を塗り、貼り込み。

 
今回はシート1枚が3×9サイズ(910mm×2,730mm)と大きい為、貼り込みも3人がかりで行います。
ちなみに天井に貼った枚数は19枚。

 

職人さんも「これだけの数量を天井に貼るのはなかなか無い」とおっしゃっていたほど
今回は広範囲に渡りサンフットを貼りました。

 

最近のシートは印刷なのか天然木なのか一見分からない位に進化しておりますが、
やっぱり本物の天然木にはかなわないような気がします。

これから床石も部屋目一杯に貼っていきます。
仕上がりがとても楽しみです!

施工担当:楠見

2017 8/22 8:55 Posted by 施工

職人さんインタビュー裏話

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが
リノベーションスープというオウンドメディアで
クラフトの現場を支えてくれる職人さんをご紹介しています。

 

現場監督から職人さんに声をかけてもらい
事前に取材のご了承をいただいているわけですが、
職人さんは忙しいので一分たりとも手を休めるヒマはなく
カメラをむけて時々話しかけながら、質問を投げかけている状況です。

 

職人さんに話しかける最大のチャンスは、休憩時間。
休憩時間になると、職人さんはやっと手を休めることができるので
コーヒーやお茶を飲んで、リラックスした様子を見せてくれます。

仕事中はこれほど険しい表情の大工さんも
 

休憩中はこの笑顔。
 

仕事中はこれほど厳しい表情の軽天屋さんも
 

休憩中はこの笑顔。
 

ほんとうに同じ人なのかな? というくらい切り替わりが著しいので
毎回びっくりしてしまいます。

たしかに作業中は、「これが職人気質か」と思えるような
声をかけることをためらってしまうような、近寄りがたさがあります。
目の前の仕事を完璧に仕上げるためだけに
手も口も頭もフル回転で酷使されていく。

そしてささやかな休憩時間は、またこれから始まるストイックな時間のために
身体を休めたり、仲間と雑談をして疲れをリセットする。

そして、どの職人さんも口を揃えて言うのは

「クラフトの仕事は大変で、面倒」

「でも完成したらキレイだし、うれしい」

 

クラフトはペンキの塗り方ひとつにしても、タイルの目地の入れ方にしても、
職人さんにとてもとても細かいお願いをして
お客さまのイメージ通りの空間に仕上げています。

 

みなさんも、リフォーム中の工事現場を訪れる機会があるかもしれません。
仕事中は無口でちょっと近寄りがたいオーラを放っている職人さんですが
真面目で、仕事にプライドを持ち、ものづくりを心から楽しんでいて、
そして愛嬌のある方ばかりです。

取材をするたびに、こうした職人さんたちがクラフトのクオリティー
を支えてくださっているんだな、と思います。

企画部

*もしよろしければ、こちらも読んでみてください*
〈クラフトを支えるタイル屋さん「繊細に、ときに大胆に」〉
〈クラフトを支える大工さん 「段取り8割のスピリット」〉
〈クラフトを支える畳屋さん「手縫いにこだわって」〉
〈クラフトを支える軽天屋さん「完成をイメージして」〉
〈クラフトを支える解体屋さん「きれいに取り外す」〉

2017 8/1 10:44 Posted by 施工