イベントレポート/MUJI Renovation Club トークイベント

先週、MUJI Renovation Club トークイベント@有楽町に参加させていただきました。(以前の様子はこちらをご覧ください)

 

「リノベーションするぞ!」という方よりも、「リノベーションって何ができるのかな?」「どれだけキレイになるのかな?」という方に向けてのイベント。幅広い年齢層の方が集まっていらっしゃいました。

 

最初は、ブルースタジオの石井さんによる基礎講座。日本の住宅事情や、欧米との比較などをわかりやすくご紹介してくださいます。

「日本の住宅供給は特殊だ」と話す石井さん。ハウスメーカーやデベロッパーが勝手に間取りやデザインを決めて家をつくり、供給するスタイルは世界的に見てもめずらしいそうです。とくに、新築マンションの「売れる価格」から、部屋の間取りや仕様を決決めていくというやり方は、残念ながらこれからも変わりそうにありません。

そこで「もっと自分たちの手で、暮らしに合った家をつくろう」というのがリノベーションの考え方なのです。

 

リビタの大嶋さんは、「住みたい街に新築を見つけることのむずかしさ」を語ったうえで、供給量の多い中古住宅を買い、リノベーションすることのメリットをとても分かりやすく話してくださいました。

印象的だったのは、「中古を買ってリノベーションは『気持ち』が大切です」と言う言葉。「この街で暮らしたい」「家族の時間を大切にしたい」という”想い”が、物件探しやプランニングの判断材料になります。

 

そしていよいよクラフトの登壇。営業担当の櫻井が手掛けた、マンションと戸建ての2つの事例をご紹介させていただきました。

 

〈case1〉

1つ目は、「自分の好きな空間にしたい」と、マンションを買ってリノベーションされたDさん。物件探しからクラフトにお任せいただきました。共働きでお忙しいなか、10件も内見してやっと見つけた理想の住まいです。

 

この景色が家全体に広がるように、オープンキッチンのある開放的なLDKをご提案。部屋と部屋がFIXガラスでつながり、自然光を共有。同時に小さなお子さまの気配も伝わってきます。キッチン~洗面室~廊下をつなげるなどして家事動線を見直し、奥さまの家事のご負担が少しでもラクになるように。

◯事例の詳細はこちらからご覧ください

〈case2〉

2つ目は、お住まいの築30年の木造戸建てをリノベーションされたSさん。築30年の木造ということもあり、設備もインテリアもかなり年季がはいっているご様子。「家族みんなでくつろげる広いLDKがほしい」というご要望をいただきました。

 

「クラフトの青山モデルルームが好み」ということで、ヨーロピアンオークの無垢フローリングや漆喰を使って自然素材のぬくもりを。構造をしっかりと検討し、空間をジャマする柱を減らして開放感をアップしました。

LDKの中央にはフルフラットキッチンをレイアウト。インテリアとしての役割を与えています。奥さまは小さなお子さまたちを見守りながら、気持ちよくキッチンに立てるようになったそうです。

◯事例の詳細はこちらからご覧ください

 

短い時間でしたが、みなさんとても熱心にうなずきながら耳を傾けてくださいました。

マンションも戸建ても、共通していえるのは『どんな暮らしがしたいか』をイメージすることです。

「趣味をたのしみながら過ごしたい」
「家族といつも一緒がいい」
「家事をラクにしたい」
「モノがでないホテルライクな暮らしがしたい」

といった理想から、プランが決まっていきます。

これからリノベーションをする方は、この「どんな暮らしがしたい」をリノベーション会社に伝えてください。それらが、みなさんの想像を超える「間取り・デザイン」の足がかりになるからです。クラフトでは、物件探し+リノベーションのワンストップサービスも行っています。ぜひお気軽にご相談下さい。

物件探し+リノベーション〈ONE

企画部 中野(瀬)

2018 9/22 8:48 Posted by イベント

中庭に、水盤をつくりました

『水盤』とは、浅い水面のこと。
水面に光を反射させ、リラックス効果を演出したり
水のゆらぎによって、涼やかさを演出したり。
高級マンションやホテルのエントランス・中庭でも見かけることがありますね。

今回の現場では、リビングに面した中庭に、清涼感ある『水盤』をつくりました。
水盤内の水を吐水口までポンプで送り、静かな滝のように吐水させ、循環する計画です。
中庭には既存の段差があり、そちらの地形をうまく利用して製作していきます。

コンクリートを打ち込んで、水盤の下地がだんだん出来てきました。
 

しっかりと防水。
 

水盤の底面には、光ファイバーを仕込みました。
 

 

光ファイバーの光がタイルの目地にランダムに出るように、オレンジ色の筒の中で遊びをつくっています。

水盤内には、モザイクタイルを貼っていきます。
その際に、線をランダムに出していく。
 

 

写真ではわかりにくいのですが、線の太さが3種類ほどあり、光の大きさが違います。
 

水盤の奥にあるスペースは、植え込みにしました。
空やグリーンが水面に映り込んで、より心が安らぐはずです。

周囲をデッキのフェンスで囲い、植栽を入れ完成です。
 

写真のように、プログラムにより様々な色が出せます。
また時間の経過によって、グラデーション等の色のパターンも組めるそうです。
 

薄暗くなってくると光が星空のように見え、水の音がとても心地よいです。
 

水盤は、LDKに面した中庭に設けているため
リビングやキッチンで過ごしていると、いつも視界に入ります。
 

ひと仕事終わると、ちょうど夕暮れ時。
最後はスタッフみんなで、うっとり眺めて終了となりました。

工事担当:松尾

2018 8/30 9:05 Posted by 施工

職人さんとディスカッション

レベルの高い職人さんたちと「もっと腹を割って話し、品質向上につなげたい」ということから、工事部全員と職人さんが集まってディスカッションを行いました。今回は企画部の中野(瀬)がレポートさせていただきます。

 

〈RENOVATION SOUP〉では、たくさんの職人さんにインタビューをさせていただいていますが、クラフトと職人さんとの間には”深い絆”があるような気がしています。なかには30年以上のお付き合いになる職人さんもいて、その間に世代交代したり、新しい職人さんが加わったりしながらクラフトの現場を支えてくれています。

なによりこの職人さんたちがいなければ、クラフトがディテールにこだわったり、誰もやったことのないような工法にチャレンジできません。そんな職人さんたちのリアルなご意見を聞くのが今回の目的。

 

まずはクラフトからのお願いごとです。と言っても「奇抜すぎる服装はやめましょう」とか「養生の管理は責任もってお願いしますね」といったごくごく当たり前のこと。言うまでもないけれど、あらためて現場でのマナーを確認といったところです。

 

議題が”清掃”になったとき、ある職人さんからこんなお話が出てきました。「お客さまが見たときに、少しでも不快になるようなところは徹底的にキレイにしては?」「目につく部分はもちろんだが、隠れてしまう部分もしっかり抑えた清掃が大事」。

もちろん完成後はクリーニングが入るため、お引き渡しのときは、工事中の現場の散らかり具合などはみじんも感じられません。しかしクラフトの監督や職人さんの言葉からは『工事途中もキレイにしておきたい』という意識の高さがうかがえました。
 

つづいて大工さんや設備屋さんから「一番最初の解体がとても重要で、壊し方によってはその後の工事が大変になる」というご意見がでてきました。それをどう解決していくかを、他の職人さんたちと一緒に話し合います。

 

この日ご参加くださった解体屋の塙さん曰く「リフォームの解体は普通の解体と違う」とのこと。リフォームは既存を残して再利用するため、TVのようにダイナミックに壊すのではなく、”分解していく”といった繊細さが求められるのです。(詳しくはリノベーションスープ〈クラフトを支える解体屋さん「きれいに取り外す」〉の記事をご覧ください)

 

現場監督と職人さん、お互いに思ったことを言い合っていくうちに空気がなごやかになってきました。ときどき笑い声も聞こえてきます。

 

職人さんたちは、それぞれの立場から素直な言葉で気付いたことを言ってくれます。クラフトの現場監督は、職人さんの話をまとめながら解決策を提案。「こんな方法だったら負担になりませんか?」「いや、これならできるよ」というように、その場ですぐに解決策を見つけられるのがディスカッションのよいところです。

 

お話を聞いていてわかったのは、みなさんの仕事内容が違っても、”同じ1つの家をつくる”という意味ではすべての仕事がつながっているということ。1つの家をみんなでつくるから、「自分の仕事はここまで」とぴっちり線引きするわけにはいかないのです。

だからこそ、各職人さんが後に入る人のことを考えながら、現場をキレイに仕上げていく。「僕の仕事じゃないけど、ここまでやったら後が楽だろうな」なんて思いやりを持ってすすめていく。お互いさまの気持ちで迷惑をかけない。そんな姿勢がうかがえました。

ふだんの現場は忙しすぎて、なかなか聞くことができない職人さんの個人的なお話。今回リアルで建設的なご意見をいただけたことで、現場の在り方や、改善すべき点が明確になったようです。こうした職人さんとのコミュニケーションが、クラフトのリフォームの品質向上につながっていくのではないでしょうか。

企画部:中野(瀬)

2018 6/13 8:55 Posted by 施工