美しさと使いやすさを追求した二世帯住宅 | リフォーム・リノベーションのクラフト

二世帯リフォーム・リノベーション

リフォーム・リノベーションデザイン実例　#193 横浜市

物件データ
二世帯リフォーム・リノベーション

所在地：: 横浜市戸塚区
家族構成：: 母＋夫婦＋子ども1人
築年数：: 6年

リフォーム面積：: 110㎡
工期：: 3ヶ月
費用：: 1785万円

収納やキッチンもオリジナル。シンプルななかに、美しさと使いやすさを追求

建売で家を購入したOさんご夫妻。収納の少なさや暗く閉鎖的なリビングが不満で、二世帯住宅へのリフォームを機に課題を解消したいとクラフトにリフォームを依頼しました。そこで、細かく区切られた壁を取り払い大きなLDKに。キッチンにはたっぷりの壁面収納をオリジナルでデザインしました。壁や天井と同じ色、フラットな面にすることで圧迫感を抑え、まるで壁のよう。しかも、Oさんが普段、何をどのように使用しているかをヒアリングし、食器から電化製品までぴったり収まるように造られています。同様に、オリジナルデザインのキッチンやダイニングテーブルも備え、来客の多い奥様がキッチンを囲んで賑やかに過ごせるスペースになりました。

建売住宅は暮らし方や好みにフィットしない部分があり、二世帯で住むには狭かった

建売住宅を購入し、家族3人で暮らしていたOさん。お母様との同居にともない、2世帯で暮らすには設備も不十分でした。また、かねてから収納スペースの少なさや、狭く暗いリビングを不便に感じていました。

Before

After

Before写真

強度やバランスを保ち、使い勝手も踏まえながら、シンプルモダンの空間を実現

既存の居室の壁を取り払い、広々としたLDKスペースを確保しました。開放感を演出するために柱を撤去する際は、その分を梁や柱、筋交いで補強。耐震性や強度のバランスまで考えています。また、収納スペースの不足には、入れるものに合わせて家具を造作。キッチンの壁面収納は、自然が好きな奥様に配慮し、富士山も見える既存の窓を残せるようデザインしました。大理石調タイルの床やステンレスのシンク、木とガラスのテーブルなど、異なる素材をバランスよく用い、それぞれが調和するシンプルモダンの空間に仕上げています。

自然を間近に感じながら暮らせる、シンプルモダンのスタイリッシュな空間に

自然の風や空、緑を感じるのが好きな奥様のために、キッチンの壁面収納は、既存の出窓を囲むように設計。飾り棚のような趣で、富士山も見える窓の景色を引き立てています。北側に増築した多目的スペースには、緑が美しい屋外の景色や自然の風を取り込めるように、大きな窓を設けました。また壁を撤去して広いＬＤＫをつくりながら、リビングとＤＫの床を貼り分けることで、境界を明確にし、それぞれがつながりながらも独立した空間に演出。強度上、残した柱もスリットの壁のようにして活かし、空間にメリハリを持たせています。

暮らし方に合わせた、壁一面の収納スペースを新たに設置

キッチンのバックカウンターとして機能する壁面収納は、Ｏさんに合わせて造ったクラフトのオリジナル。お持ちの食器や電化製品、ゴミ箱や一升瓶、水タンクなど、入れるものの寸法を合わせた設計になっています。フラップアップ扉や家電用のコンセントなど、細かな仕掛けが必要な部分は提携の家具工場に、食器などを収めるシンプルな棚は大工工事に分けて発注し、コストを抑える工夫も。また、仏壇の収納スペースも設置し、ふだんは扉を開放し、来客時には隠せるようにして、インテリア性やご家族の暮らし方に配慮しています。

それぞれの空間のリフォームポイント

リビングダイニング

ダイニングキッチンからユーティリティスペースまでの一続きの空間には、大理石調タイルを施工。キッチンとダイニングテーブルの足元には床暖房を入れ、タイル貼りの冷たさにも配慮している。一方、リビング側の床は濃い色調のフローリングで統一。素材を変えて、スタイリッシュな空間と落ち着いてくつろげるスペースを緩やかに区分けしている。

リビングダイニング

壁を撤去して生まれた開放的なＬＤＫ。開放感や動線の必要性から柱をなくした箇所は、入念に補強されている。また、構造上、省くことのできない柱は、ダイニングテーブルの木部などと同じ色にして、空間に統一感をもたせている。白を基調とした空間のなかで、柱の縦のラインがシャープな印象を与えるとともに、スリットの壁のような仕切りの効果も果たしている。

キッチン

ダイニングテーブルも、クラフトのオリジナル。曇りガラスのまわりにステンレスフレームを巡らせ、木の枠をはめ込んだ、シャープさとぬくもりが調和したデザインになっている。キッチンもオリジナルで、ステンレスの幅を太く見せて素材感やクールな質感を強調。キッチンとテーブルが並んだときに奏でる異素材のコントラストや直線のラインまで意識してデザインされている。

キッチン

ダイニングキッチンは、隣に増築された多目的ルームの窓から光と風が届き、爽やかな空間に。部屋の奥まで自然光が届くのも、壁や床に光沢のある白い素材を使い、凹凸を抑えたデザインになっているから。多目的ルームには洗濯機やパソコン、アイロンがけにも重宝するデスクがあり、キッチンから短く直線的な動線上で家事をこなすことができるので、奥様もお喜びだそう。

その他

1階キッチンの上部分に、多目的スペースを増築。天窓を設け採光を確保し、緑の美しい屋外に面した窓を開ければ、自然の風も抜ける心地良い空間に。奥様1人でもラクに動かせるキャスター付きのデスクも、クラフトオリジナル。ご夫婦それぞれの趣味の空間として活用されているそう。手前の洗濯機は、隣接するＬＤＫからは、収納に隠れて見えないようになっている。

洗面所

窓がなかったトイレは、壁にガラスブロックを設けて外光を取り込み、明るく気持ちよく過ごせる空間に。キッチンと同じタイルの床を使って水回り空間の雰囲気を統一しながら、モザイクタイルの白と薄いグレーが絶妙なバランスでアクセントに。ガラスの棚板は壁に埋め込まれて設置されており、これは取り付け金具などをなくし、すっきりと美しい空間にするためのこだわりの一つ。

実家・二世帯リフォーム
トップページ

実家・二世帯リフォーム
デザイン事例一覧

実家・二世帯リフォーム
よくある質問