大きく回遊できる家 | マンションリフォームのCRAFT（クラフト）

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デザイン事例 #16008 世田谷区

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リフォーム・リノベーションデザイン実例　#16008 世田谷区

物件データ
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所在地：: 東京都世田谷区
家族構成：: 夫婦+犬1匹
築年数：: 15年

リフォーム面積：: 66㎡
工期：: 3ヶ月
費用：: 2000万円

大きく回遊できる間取りで伸びやかに。引き戸を開ければワンルーム空間

お子さまの独立をきっかけに、お住まいのマンションをリフォームすることにしたKさん。ご夫婦2人でくつろいで過ごせるよう、3LDKの間取りをゼロから見直しました。窓がなく独立していたキッチンは、ルーフバルコニーの横に移動し、ペニンシュラタイプの対面式に。大きなワンルームのような空間に変えています。ダイニングのかたわらには収納スペースやPCカウンターを、リビングの横には寝室をレイアウト。寝室〜WIC〜トイレ〜玄関といった動線も特徴で、引き戸を開ければ家全体を回遊できるようにしました。LDKの床にはベージュの大判タイルを貼り、上品な印象に。寝室や収納はダークブラウンをベースに落ち着いた雰囲気でまとめ、視覚的にゾーニングしたこともポイントです。

細かく仕切られた間取りは夫婦2人の生活にマッチせず、動線も向上させたかった

新築時からお住まいのマンションは、広々としたルーフバルコニーに面し、三方向から採光や通風が見込める贅沢なつくり。しかし、細かく仕切られた間取りのため、個々のスペースが狭いと感じていました。湿気が気になるため「水回りの位置を移動したい」「効率よく家事ができる動線にしたい」といったご要望もありました。

Before

After

Before写真

引き戸を開けるとLDK〜寝室がひと続き。ワンルームのような開放感が

ご夫婦ともに仕事が忙しく、家で過ごす貴重なひとときを大切にしているKさん。リフォーム前は、一番居心地のいいリビングを愛犬に占領されてしまい、ダイニングで過ごすことも多かったそうです。LDKをできるだけ広くとりながら「PCスペースや十分な収納を確保したい」「家電もビルトインできるようなすっきりと暮らせる住まいにしたい」といったご要望を叶えるために、引き戸の開け閉めでワンルームとしても、生活感を見せないすっきりとしたLDKとしても過ごせるフレキシブルな間取りをご提案。デザイン・使い勝手・収納の量や見せ方ともに満足していただくことができました。

収納・寝室は見えないように

LDKの南側には収納やPCカウンター、寝室があります。これらを隠せるように、濃い木目の引き戸を設計。全ての引き戸を閉めれば、まるで木の壁が続いているような趣に。来客時に生活感を見せず、すっきりとした空間に仕上げました。引き戸の上部には間接照明を入れて、LDKをより広く、伸びやかな空間に感じさせています。

コンパクトながら機能的なデスク

雑然としがちなPCカウンターは、ご夫婦一緒に利用できる幅を確保。引き戸を閉めれば丸々隠すことができるため、来客時もすっきりとした状態を保てます。上部には可動棚を、下部にも棚板を入れ、収納量を確保。間接照明を入れることで、手元を明るく照らすとともに、引き戸を開けた時の美しさも演出しています。

姿見や壁のような引き戸

向かって左手に見える鏡は、トイレの扉。太めの枠材を使うことでガラスのフレームに見立て、扉であることを感じさせません。出かける前に服装をチェックできる姿見としてデザインしています。木目の壁は、リビングへの引き戸。アンティークガラスをはめ込んだ3連の円がどこかモダニズムを想わせ、空間の表情を豊かにしています。

それぞれの空間のリフォームポイント

LDK

LDKの床にはベージュの大判タイルを貼り、モダンで洗練された装いに。リフォームに合わせて、リビングに置く家具も新調しました。arflexのラウンジチェアとオットマン、コンパクトなソファを提案し、ご夫婦それぞれのパーソナルスペースを保ちながら、ゆったりと寛げる場所を作り上げました。ルーフバルコニーにはリフォーム前からDIYでウッドデッキを敷いていましたが、老朽化が進んでいたため張り替えています。

LDK

LDKの引き戸を開ければ、収納やPCカウンター、寝室も一体のワンルームのような空間に。夫婦ふたりでゆったりと暮らせます。キッチンの背面収納は、壁に溶け込むように白一色でまとめ、Kさんがセレクトしたキッチンの赤を引き立てました。サイドには、お気に入りのグラスや食器、酒類をディスプレイしながらしまえるガラス棚も設置。マンション内に友人が多いKさんご夫婦が、気の置けない仲間を招いて気軽にお酒をたのしめるようにデザインしています。

キッチン

独立していて閉塞的だったキッチンは、向きを変えて対面式に。ご夫婦2人でゆったりと暮らせるように、LDKが一続きのオープンで心地よい空間をデザインしました。ルーフバルコニーに面し、明るさと開放感をもたらします。ルーフバルコニーの出入りがしやすいように、リビングにはベンチ状のステップをデザイン。ステップをテレビ台を一体にすることで、空間のつながりを強調しています。

寝室

引き戸を開けると顔を出す寝室は、床にダークブラウンの挽板フローリングを張り、壁も同色のアクセントクロスを。背面の壁は石貼りにしました。LDKとは異なる色・質感の素材で仕上げながら、連続性や一体感ももたらしています。就寝時だけ過ごす場所のためミニマムなスペースですが、引き戸を開ければリビングと一体の伸びやかな空間となり、ベッドからテレビも観やすい配置です。

バスルーム

窓がなく隣家側に集中していたサニタリーは、ルーフバルコニーに面した北側に大きく移動。浴室越しにルーフバルコニーを望む洗面室に生まれ変わりました。昼間は自然光や風を感じながら、夜もテラスの雰囲気を感じながら入浴できるレイアウトはプランニング時にクラフトが提案した案のひとつでしたが、Kさんの強い要望で実現。洗面室からも眺望をたのしめます。洗面台の横にも窓があるため、洗面室の引き戸を開ければ、家全体に風が抜ける仕組み。普段は開けたまま利用することを想定し、間接照明やきらりと輝くモザイクタイルの壁など、LDKから見た美しさも意識してデザインしています。

玄関ホール

LDKを広くとるため、玄関ホールは最小限のスペースに。LDK入り口の引き戸を開放すれば、リビングの明るい光が玄関まで届きます。床にはグレーの大理石を貼りました。框をR（曲線）にすることでモダンな空間に見せつつ、隣接するトイレへの動線も自然と感じさせています。同様に、玄関ホールからキッチンにかけてもRのステップを設け、空間をやわらかくつなげています。

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