壁式構造
壁式構造のメリット・デメリット
梁や柱がなく、耐力壁という壁をバランスよく配置することで、建物の荷重を支える工法です。最大のメリットは、柱型や梁型が室内に出ないこと。凸凹のないすっきりとした空間をつくることができます。 一方でデメリットは、開口部の大きさが制限されてしまうことと、建物の高さと階数が法律上で制限されてしまうことです。また、壁構造の壁厚は20cm程あり、外壁まわりなどに断熱材を吹いて下地を設けると、壁厚が30cm弱になる場合があります。このように内側の寸法が狭くなってしまうこともデメリットの1つです。
壁式構造は地震に強いが、間取りの変更が難しい?
地震に対してはかなり強い構造で、阪神淡路大震災でも築年数が古い壁構造の建物は、ほとんど被害がありませんでした。この壁構造では、基本的に耐力壁を動かすことができず、間取りの変更が難しいと言われています。しかし構造を入念に検討することで、「耐力壁」と「構造的に重要ではない間仕切り壁」を区別し、一部開口できるケースもあります。
耐力壁以外に、雑壁と呼ばれるコンクリートでできた壁が存在することがあります。これは木軸や軽鉄で壁を組めるものの、ボリュームが少ない場合は手間がかかるため、耐力壁の型枠を組む際に一緒に組み、コンクリートを打つことでできる壁です。こうした構造的には意味のない壁は、壁厚が10cm程と薄い場合が多く、撤去可能です。
デザインの工夫で壁式構造のデメリットをメリットに変える
またデザインの工夫により、個々に仕切られた空間をつなげて、広く伸びやかな印象に変えることもできます。例えば、壁で仕切られた2部屋を壁を全部撤去して1部屋にするのは不可能ですが、壁を開口して行き来できるようにし、一部屋として使うことも可能です。賃貸マンションではオーナーが2つの貸室の界壁に開口部を設け、「2戸を1戸」にしてご自分の居住用に使うケースもあります。もちろん、開口部を開けても問題ないか、しっかり構造的な検証が不可欠です。
壁構造は壁厚を利用し、収納や間接照明などにも利用できます。「壁構造だから全く間取りが変えられない」という訳ではなく、開口を設けてデザイン性をプラスすることでご希望の間取りに近づけることができます。詳しくは、お気軽にお問合せください。また柱や梁の出っ張りがなく、壁の厚みが20cm程であれば、壁構造の建物である確率はかなり高くなります。
▼クラフトが運営するオウンドメディア「リノベーションスープ」の記事です。(外部リンクに飛びます)
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