家族がつながる開放的な住まい| リフォーム・リノベーションのクラフト

スケルトンリフォーム・リノベーション

リフォーム・リノベーションデザイン実例　#183 横浜市

物件データ
スケルトンリフォーム・リノベーション

所在地：: 横浜市都筑区
家族構成：: 夫婦＋子ども1人
築年数：: 10年

リフォーム面積：: 78㎡
工期：: 3ヶ月
費用：: 1050万円

キッチンの移動で機能性も向上。家族の気配を身近に感じられる開放的な住まい

リフォームを前提に、奥様のご実家近くで中古マンションを購入されたOさんご家族。ご希望は、開放感のある明るいリビングや、対面型のキッチンでした。そこで、既存の和室の壁を取り払い、LDKと一体化。廊下の一部も取り込み、広々とした空間を確保しました。閉鎖的で暗かったキッチンはリビングへ移動し、家族と向かい合いながら料理ができるように設計。リビングと隣り合わせで子ども部屋も設け、家族が身近に感じ合える家になりました。また、キッチンカウンターの奥には家電や食器の収納を設計し、家事効率をアップ。カウンター収納やLDを彩る飾り棚、テレビボードもオリジナルでデザインし、美しさと機能性を追求しています。

細かく仕切られた住まいでは開放感や家族の繋がりに欠け、子ども部屋もなかった

細かく仕切られた間取りだったので、開放感や家族との繋がりを感じながら暮らせる空間ではありませんでした。なかでもキッチンは閉鎖的で孤立した雰囲気。ご家族で暮らすにあたって必要な子ども部屋や寝室のない間取りでした。

Before

After

Before写真

対面式キッチンで家族がつながる開放的なLDKに。子ども部屋もLDKに隣接させました

既存の和室の壁を取り払うことで、広々としたLDKを確保しました。ご家族がいつでも一緒にいられるように、独立していたキッチンを対面型にしてリビング内に移動。既存のキッチンスペースをユーティリティに変え、機能性を向上させながら、風通しにも配慮しました。家事を効率的にこなせるよう、回廊のような２WAYの動線に。子ども部屋はリビングと隣接させて、ドアを開放しておけば、リビングからお子様の様子を見守れます。

壁の撤去とキッチンの移動で、閉鎖感のあったLDKを明るく開放的に

和室の壁を取り払い、LDKと一続きの空間に。廊下の一部も取り込み、動線を短縮すると同時にゆったりとくつろげる空間を確保しました。独立型で閉鎖的だったキッチンはLD内に移動し、対面式で設置。Oさんが気に入っていた、リビングとキッチンの間を抜ける心地良い風はそのままに、開放感は大幅にアップしています。元々のキッチン部分はユーティリティスペースとし、家電や食器、食品まで一つの空間に収納。物を隠しながらすっきりと生活できるようになり、家事動線も向上しています。

限られたスペースでも隠す収納で物を見せず、統一感のある美しい空間に

ユーティリティスペースにまとめた各種収納は、Oさんに合わせてクラフトがオリジナルでデザイン。コーヒーメーカーなどの家電からゴミ箱まで隠しながら収め、家電用コンセントも設置。食器棚や食品庫も設けました。収納が一つにまとまり、家事効率をアップさせるだけでなく、排気ダクトの配管を隠す役割も果たしています。また、ダイニングに面したカウンター収納はキッチンと高さや色を合わせ、統一感を演出。シンプルにすっきりと見せつつ、書籍などがたっぷりと収まる収納量を確保しています。

様々な色合いやテクスチャーの白が優しく調和する、シンプルモダンの空間

Oさんのご希望は、濃茶と白のコントラストが美しい、シンプルモダンの住まい。濃い色は使い過ぎると重たい印象を与えるので、ドア枠やテレビボード、キッチンカウンターの内側など、ポイントで効果的に取り入れています。ベースの白は、色合いや質感の違いで表情豊かに。床は海外生活が長かったOさんにとって馴染みのある、毛足の長いカーペットをクラフトが探して敷設。LDKと廊下の壁や天井は天然素材の壁紙の上に塗装を施し、飾り棚には調湿作用のある健康建材を使用するなど、デザイン性だけでなく体への優しさにまで配慮しています。

それぞれの空間のリフォームポイント

リビング・ダイニング

マントル型のレンジフードは、天井高が限られたO氏邸のために通常よりも小さなサイズを探して設置。レンジフードのラインに合わせ、油はねや汚れやすい部分にはOさんがご希望のキッチンビトロを設置。耐熱性に優れたガラス壁材で、汚れも簡単に落とせるようになった。カーペット敷きのLDに対しキッチンは大理石風タイルを敷設し、清掃性を高めている。

リビング・ダイニング

天井を通るインターホンの配線を隠すため、片側を下がり天井に。高さの違いがメリハリを生み出し、リビング側と廊下側の切り替わりを自然に感じさせている。LDKの先に見えるのは、タイル張りの玄関。以前は位置が低く小さいため使いにくかったシューズクロゼットも、天井までの大容量で使いやすいものに一新。下部には間接照明を入れ、足元の広がりを演出している。

リビング・ダイニング

３ｍ近い幅のテレビボードは、AV機器やゲーム機、無線LANほか、入れるものの寸法に合わせて設計されたクラフトのオリジナル家具。ソファでくつろぎながらテレビを観るのに最適な高さや、テレビボード設置後に敷くカーペットの厚みも計算されている。また、奥にはスリットを設けて間接照明を設置し、リビングをより広く、美しく見せている。