お引き渡し

予定通りの日程で、お引き渡しができました。
お引き渡しでは、クラフトの現場監督が各部分の取り扱い説明を行います。
食洗機や給湯器、キッチンの使い方、エアコンの操作方法、メンテナンスのポイントについて
担当した現場監督が丁寧にご説明。
つくり手にしかわからない細部まで行き届いた説明に、
お施主さまご一家は真剣な表情で耳を傾けてくださいました。
小さなお嬢さんも、新しい住まいをきょろきょろと見回しながら、
嬉しそうな表情を浮かべています。

こちらの案件は、「どうしても12月には引っ越したい」というお施主さまのご希望があったため
スケジュールとしてはかなりタイトでしたが、営業・設計・工事の三者で協力しながら、
プランニングから施工まで急ピッチで進めました。

しかし、安全性と耐久性を考えると、工事内容を省略することはできません。
「どこでスピードアップをするか」というのが一番の課題になりますが、
丁寧に行うべきところは手を抜かず、その変わりに業者に早め発注するなどして
少しでも時間のロスをなくしていきました。

今回のお施主さまは事情があり、このようにぎりぎりのスケジュールで
リフォームを行うことになりましたが、いつもこのように進行できるとは限りません。
プランや仕様決めには度重なる打合せが必要ですし、いざ解体してみると想定していなかった
小梁や水漏れが発覚することがあり、その都度、設計図を見直し、補修工事を行うからです。

解体後の検証は時間をかけて丁寧に行わなければ、
将来的に工事をやり直さなければならなくなる可能性がでてきます。
これから何十年も暮らし続けることを考えると、多少スケジュールが遅れたとしても
丁寧に仕上げたほうがよいかもしれません。
これからリフォームを行うご予定がある方は、できるだけ余裕を持って
スタートすることをおすすめします。

今回は、お施主さまのご要望にお応えすることができ、とてもご満足いただけたようです。
家づくりに関わった皆さま、どうもお疲れ様でした。

2014 3/5 4:29 Posted by TH邸