中間検査終了

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中間検査が無事に終わりました。
このブログで、わりと中間検査について書かせていただくことが多いのは
中間検査が終わると完成のめどが立ち、
「ブログを更新しようかな」なんて心の余裕が生まれるからかもしれません。

中間検査の時点では、大工工事までが完成しています。
仕上げ工事はまだ行ってないものの、床の土台・床組・合板張、
壁と天井の下地組・ボード張りや、建具のフレームなどがはめ込まれていて、
それらの骨組みから空間の構成が体感できるようになっています。

中間検査には社内で行う検査と、お客さまと一緒に行う検査の2つがあります。
クラフト社内の中間検査では、現場監督・設計・営業が一緒に構造部分や下地などに
不備がないかどうかを厳しくチェックしていきます。
仕上げをしてしまうと見えなくなってしまう部分は、目視できる最後のチャンスです。
時間をかけてかなり丁寧に見ていくため、正直終わった頃にはへとへとですが、
これくらい徹底的にしなければなりません。
阪神淡路大震災では不備によって倒壊した住まいが多かったことから、
中間検査の重要性が改めて唱えられるようになりました。
自然災害による被害をできるだけ防ぐためにも
現場監督として襟を正して挑まなければならない、大切な作業の1つです。

そしてもう1つは、お客さまの立ち会いのもとで行う中間検査です。
お客さまと一緒に床・壁・天井の位置関係や、
電気とスイッチの位置などが図面どおりに配置されているか確認していきます。
仕上げの後では修正工事が大掛かりなものになってしまうため、
この段階で正確かどうかをかなり細かく確認していただきます。

こうしてお客さまからOKをもらい、ほっと胸を撫で下ろすことができました。

これから仕上げ工事へ入ります。
仕上げ工事はお化粧のようなもので、床に無垢のフローリングや艶やかなタイル、
壁にクロスを張ったりすると、まるで別人みたいに豊かな表情が生まれます。

モダンだったり、ホテルライクだったり、アンティーク調だったりと、
お客さま好みのテイストに彩っていきます。
こちらの住まいの場合は、LDKのオープンの部分にはスタイリッシュなキッチンを置き、
クールな空間ができあがる予定です。
お客さまの理想の住まいが少しずつ完成しています。

2013 7/11 3:06 Posted by MR邸