大谷石の地下採掘場跡へ。

以前から行きたいと思っていた
宇都宮市大谷町にある大谷資料館に行ってきました。

大谷資料館は、大谷町付近一帯で採掘される大谷石の地下採掘場跡。
大谷石は凝灰岩の一種で、柔らかく加工に優れている事から、
古くから外壁や石塀などの建材として使われてきた石材で、
その独特の素材感から、あのフランクロイドライト設計の
帝国ホテルにも使用されておりました。

そんな大谷石の採掘場跡が、巨大地下空間でとにかく凄いということで、
遠路はるばる車を走らせ現地に向かったところ、これがもう凄い。
資料館に付く前から目につく山がすべて大谷石。

道端にも大谷石が転がっています。

そして大谷町の住宅の石塀も、ほぼ大谷石。
どこもかしこもたまらない趣をたっぷり醸し出しているので
資料館に近づくにつれてテンションがあがっていきました。

チケットを買い、心躍らせながら資料館内の階段を降りていくと、
そこには想像をはるかに超える巨大地下空間が存在しました。

とにかく広く、とにかく高く、とにかく大空間。
あまりにも大空間で、外にいる時よりも空間の広がりを感じました。
広さとしては約2万㎡、深さはなんと30mもあるそうです。

内部は見渡す限り大谷石の岩肌で、
どうやってこの空間が造られていったのかを想像していたところ、
昭和34年頃まではツルハシを使い、
手掘りで掘られていたというから驚きます。
今では機械による採掘ですが、それでも人の凄さと可能性を
感じずにはいられませんでした。

中はまさに神殿の様でとても美しく、
これまで様々なアーティストのプロモーションビデオや、
CMで利用されてきたそうです。

クラフトのリフォームでは、
このように大谷石の壁をリビングのアクセントにしてみたり。

ウォールナットの床や家具との相性も抜群です。
(他のお写真は、こちら
「木と石の美しい家」をご覧ください)

クラフトは、営業・設計・工事がひとつになって住まいをつくっています。
一つのものをつくり上げていく過程においては、
大工さんや塗装屋さんといった多くの職人さん達が
それぞれ現場で腕を振るっておりますが、
さらに過程を逆算していくと、
今回の大谷石のように材料の採掘まで行き当たります。

そんな事をこの大空間で考えていると、
一つのモノを造るのには数多くの人たちが関わり合い、
それぞれの過程で、それぞれの知恵や経験が積み重なりあっているのだと実感。
少しだけ、背筋が伸びるような気持ちでした。
それと同時に、完成を見ることができる、リフォームの現場監督という仕事に
ちょっぴり贅沢さを感じました。

ちなみに、採掘場の気温は8℃程でとても寒いため
行く際には服装にご注意ください。

施工担当:楠見

2014 12/16 8:55 Posted by 施工担当