〈Casa BRUTUS〉2019年9月号に、クラフト設計案件が掲載されました。
東京都心であることを忘れさせるような、緑ゆたかな敷地。
木造2階建ての母屋には、木材をふんだんに使用しました。
その予感はアプローチから始まっており、石畳を進むと国産杉の塀が出迎えてくれます。
木を多用しながらもモダンな印象を与えるべく、「木・鉄・黒」をコンセプトに。
お施主さまは、代々この地域で造園業を営んでいることから
材木への強いこだわりをお持ちでした。
廊下や浴室に使用したのは、沼津の山林で採れる間伐材。
間伐材とは、過密で日当たりが悪くなることを防ぐために間引かれた木材です。
あばれが強く、一般的には決して好まれる木材ではありません。
しかし「間伐材が飽和状態の今だからこそ、使いたい」という粋な心をお持ちのお施主さま。
間伐材ならではのダイナミックな存在感が、理想とする空間に近づけています。
詳しくは、〈Casa BRUTUS〉2019年9月号をご欄ください。
Web版にもご掲載いただいています。→★
企画部