塗装・クロス・漆喰・石

仕上げの種類がいろいろと分かれている現場でした。
漆喰、ルナファーザー(塗装用クロス)、大理石、塗装…。
最近クラフトではこのような現場も少なくないですが、
ここまで仕上げが分かれているのは久しぶりです。

仕上げが違うと、工事の段取りが複雑になります。

左官屋さん、ペンキ屋さんと、それぞれの業者さんが異なるため、
同時に行うことができません。
塗装が終わったら、乾くのを待って(梅雨だと乾燥するのにも時間がかかります)クロスに取りかかる
というように、工期短縮ができないのが辛いところ。
ちなみに塗装→クロス→漆喰の順番で仕上げを行うのは、周囲が汚れないようにするためです。

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どうやったら一番スムーズに行くか? を考えながら、
少しでも工期を短縮できるように努力するのが現場監督の役割。
職人さんが入れ替わり立ち替わりと作業できるように段取りを整えていきました。

1つ終わるごとに養生を行います。
建具の色が裏表で塗装が違っていることも、この工事を大変にしていた理由の1つ。
廊下側と寝室側で壁の色が違うため、それぞれの壁に合わせて現場で建具を塗装しました。

そうして完成したのがこちら。

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スモーキーでややグリーンがかったブルーに、表情のある石の壁。
ニッチも設けました。
さまざまな仕上げが、バランスよく調和していると思います。

2016 7/24 3:31 Posted by TU邸

サッシの塗装

フルリフォーム進めているこちらのお住まいも、
そろそろ終盤に差し掛かってきました。

しかし、床を張り替えたりキッチンを新しくしたりしているうちに
サッシの古さがなんだか目立つように。
「既存サッシだけが古いままだと少しもったいない」という話になり
アルミサッシを黒く塗装することになりました。

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引き違い窓のレールや、窓のクレセント(カギ)といった
擦れやすい箇所は、塗装しても剥がれてしまいます。
事前にお施主さまに塗れない箇所があることをお伝えしました。

まずは塗装の前に、下準備。
今回は、まわりの床や壁が仕上がった状態での塗装になるため
塗料がまわりに飛ばないよう、養生をしっかりと行います。

さらにサッシを念入りに清掃。
サッシに汚れがあると、埃がついたり、
塗料の密着性をが低下して浮いたりするからです。

また、油分があると塗料がうまくのらないため
シンナーでしっかりと拭き取ります。

次に、プライマーを塗りました。
プライマーは、アルミと塗装の密着を高めるもので、
金属塗装の下地としてよく使われます。
アルミサッシに薄く均一にスプレーし、乾いたらもう一度。
1~2分ほどで乾くため、作業はスムーズに進みました。

その上に、ウレタン塗装を行いました。
エアーブラシを使い、ムラなく丁寧に塗っていきます。

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燥するまではだいたい1日。
しっかりと乾いたことを確認できたら、養生を剥がして完成です。

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いかがでしょう。
つやつやと新品のように輝いていますね。

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白を基調としたシンプルモダンの空間を、黒いサッシが効果的に引き締めています。

やっぱり塗り替えてよかったと思います。

ちなみに構造によりますが、一戸建はサッシをまるごと交換することができます。
ただし、壁を壊すような大工事です。
コストと工期がかかるため「そこまでしなくていいかな…」という
お施主さまもいらっしゃいます。

どちらにしても、サッシ交換する、しないの選択肢があるのが一戸建てです。

問題はマンションです。
サッシは共有部分になるため、マンション管理組合の許可が下りない限り
勝手に交換することができません。

「開け閉めがしにくい」「結露がある」「外音がうるさい」
といったお悩みがあれば、カバー工法で性能アップをするという方法も。
カバー工法は、既存のサッシの上から新しいサッシを設置するため
壁を壊すことなく、建物の内側からの工事が可能になります。

クラフトでは、お施主さまの求める性能やコスト、デザイン性、工期から
ぴったりの工法をご提案しています。
ぜひお気軽にご相談ください。

無事にサッシがきれいになったところで今日は終了。
全体の工事も最終段階に入り、いよいよ完成真近です。

2016 4/20 9:15 Posted by YO邸

珪藻土が人気のワケ

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今日は、壁に珪藻土を塗りました。

珪藻土は、光があたると塗りムラやコテ跡がうっすらと浮かび上がります。
そんな表情が、やさしい雰囲気をつくりだすことから、人気の素材です。

真っ白なクロスとはまたひと味違った味わいがあり
クラフトのリフォームで使うことも、わりと多いです。

あえて大胆にコテ跡を残したり、櫛引き仕上げでボーダー模様にしたり、
仕上げ方によって、さまざまな印象をたのしむことができます。
同じ素材なのに、暮らす人の好みや個性を出しやすいのも、珪藻土の特徴です。

それに加え、珪藻土は性能が高いことも人気の理由です。

〈調湿機能〉
珪藻土にはごく小さな孔が無数に開いています。
部屋の湿度が高くなると水分を吸い込み、低くなると吐き出します。

〈消臭機能〉
煙草やペットのにおいを吸収します。トイレに使う例も少なくありません。

〈耐火機能〉
珪藻土は七輪に使われるほど耐火性が高く、燃えにくい性質があります。

〈シックハウス対策〉
珪藻土には有害な化学物質も含まれていないため、シックハウスやアレルギー対策に有効です。

〈断熱効果〉
珪藻土の無数の孔による空気の層で、断熱効果を高めます。
冬も夏も外気の影響を受けにくいため、冷暖房効果が高まり経済的です。

こういった性能面から、珪藻土を選ばれる方もいます。

ちょうど、玄関ホールに続くSIC(シューズインクローク)の壁に珪藻土を塗っていると
お施主さまがご家族でやってきました。

小さなお子さまがいることに気がついた職人さんが
「塗り立てだから気をつけてよ!手形でも付けていくか~」なんて声をかけたら
「やる!」と元気のよい返事が返ってきました。

奥さまに手伝ってもらいながら、一生懸命に手形をつけるお子さまの姿に
職人さんも私も、心が和みました。
偶然が生んだ、かわいらしい4つの手形を見るたびに
リフォームの楽しい思い出がよみがえってくれたら、私たちもうれしいです。

2016 2/25 6:27 Posted by KH邸

セルフレベリング材で床を水平に

マンションのリフォームです。

こちらのマンションは直床でした。
小さなお子さまがいらっしゃるため、
階下の方に配慮して遮音材を入れることに。

そこで今回は、サイレント・トライマットを使用しました。
サイレント・トライマットは、捨張合板と防音材が一体になった防音材です。
遮音等級はLL-45なのに、マットの厚さはわずか22mm。
そのため、天井高が低くなることがありません。

床に敷き詰めた上から、直接無垢フローリングを張るだけ。
施工性が高いため、工期短縮にもつながります。

しかし、大変なのはその前段階です。

サイレント・トライマットを施工するには、床スラブの不陸(凹凸)を
セルフレベリング材(レベラー)を使って、水平にしなくてはいけません。
※レベル=水平という意味です

なぜこのような作業が必要かと言うと、
不陸があると、フローリングにひびが入ってしまったり
ドアの開け閉めで引っかかってしまったりと、
暮らしのなかで様々な支障がでてくるからです。

実は、サイレント・トライマットや無垢のフローリングを張るためには
こちらの方が重要だったりします。

とくに古いマンションだと、床のたわみなどが原因で
0~25mmほどの不陸があることは、珍しくはありません。

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まずは掃除をして、クラックをモルタルで補修します。
それからレベルをチェックし、接着剤を塗布。
セルフレベリング材130袋を荷揚げしてやっと、作業開始です。

水のような流動性のあるセルフレベリング材を、床スラブの上に流します。

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表面張力により、水平に。
1人がセルフレベリング材を流し、もう1人が手作業でならしていきます。

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だんだん乾いてきました。
湿気の多い梅雨の時期だと、なかなか乾かったりしますが
ここ数日は天気もよかったので、わりと好調でした。

しかし完全に乾くまでは、他の作業はストップです。
足跡がついたら台無しですからね。

他に、床のレベルを調整するのに二重床という方法もあり、
これなら水まわりの移動や、防音効果を高めることができますが
天井高が低くなってしまうというデメリットがあります。

天井高の高さにこだわりたい方は、
セルフレベリング材でのレベル調整がおおすすめです。

2016 2/5 6:22 Posted by KH邸

ボンドシリンダー工法でクラックを補修

RC(鉄筋コンクリート)造の3階建てのリフォームです。
クラフトのリフォームでは、解体時に必ず構造の状態をチェックしています。
全く問題ないこともありますが
今回は、コンクリートの構造躯体にいくつものクラックを発見しました。
気温・湿気によってコンクリートが乾燥収縮したり、
冷気でコンクリートの中の空気や水が凍結し、 膨張したりと
クラックが生じる原因はさまざまです。

コンクリートにクラックがあると、
その部分から雨水が侵入し、鉄筋に錆びが生じるため
耐用年数が短くなります。

国税庁によると、RC造の耐用年数は47年とされているものの
適切なメンテナンスや補修を行えば
「100年暮らし続けられる」と言われています。
クラフトのリフォームでは、この100年住宅を目指して補修しています。

クラックの補修は、エポキシ樹脂の注入が一般的です。
メーカーによって工法が異なりますが
その中で、今回はコニシの〈ボンドシリンダー工法〉でクラックを補修することにしました。

〈ボンドシリンダー工法〉とは、コンクリートのクラックに
エポキシ樹脂を低圧・低速で注入する工法です。
時間をかけてゆっくりと注入できるため、
クラックの奥までしっかりと樹脂が届きます。

まずはクラックの状態や長さ、幅をチェックします。
続いてワイヤーブラシやディスクサンダーなどでクラックの表面を研磨し、
油分などを拭き取って、これから使うシール材を塗りやすくします。
クラックの状態を見ながら、どの位置に樹脂を注入するかを検討することも大切です。

その後、ボルトシリンダーを固定するための座金(薄い金属の部品)に
シール材を塗り、クラック部分に取り付けていきます。

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クラックの筋に沿ってシール材を塗り、
これから注入する樹脂が漏れないようにします。

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シール材が固まったら、いよいよボルトシリンダーで樹脂を注入します。

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注入できる樹脂の量は限られているため
クラックが深かったり、大きかったりする場合は
その部分だけ、先にポンプで樹脂を注入しておきます。

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樹脂がしっかりと固まるのは、だいたい24時間後。

硬化が確認できたら、シリンダーと座金を外します。
シール材はディスクサンダーなどを使って除去し、
表面をフラットに仕上げました。

築年数が古くなると、どうしてもコンクリートにクラックが生じてしまいます。
リフォーム時に、構造躯体の状態をしっかりとチェックし、
必要があれば補強・補修をすることは
安全な住まいづくりに欠かせないことです。

これからリフォームをお考えの方は、間取りやデザインだけでなく
安全性にかかわる構造部分も念頭に置いて、
リフォーム計画を考えていただきたいと思っています。

2016 1/13 3:27 Posted by SR邸

クラッシャーで斫り(はつり)工事

今日はRCの戸建ての解体作業で、壁を斫り(はつり)ました。
〈斫る〉とは、建築用語なのでご存知のない方もいらっしゃると思います。
コンクリート躯体の壁や床を削ったり、壊したりすることです。

「うるさい」とか「近所迷惑」といったイメージがあるかと思いますが、
通称クラッシャーと呼ばれているこちらを使えば、問題はありません。

騒音や振動が非常に少なく、
同じく斫り工事に使う電動工具の削岩機よりも、かなり静かに斫ることができます。

マンションなど近隣への配慮が必要な場所で、
それほど迷惑にならないように作業したいときは
こちらのクラッシャーを使用することが多いです。
もちろん、マンションの管理組合に許可をとる必要があります。

壁や床のコンクリート躯体に孔を開け、クラッシャーの刃を挟み
油圧シリンダーの圧力によってコンクリートを静かに破砕。

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ただし、全てのコンクリートをこのクラッシャーで斫ることはできません。
例えば、タイルを張るために床のモルタルを5cmほど〈削りたい〉とき。
壁を〈壊す〉のにはぴったりなクラッシャーですが
床を〈削る〉のには向いていないからです。

そんな場合は、電動工具の削岩機を使うことになります。
先述したように削岩機は騒音が響くため、
必ず管理組合に許可を得ると同時に、
近隣住民の方々へ工事の案内をお知らせします。

とくに注意が必要なのは、近所に病気の方や小さなお子さまが暮らしている場合。
どうしても大きな音を出せないときは
職人さんに手作業で斫ってもらう方法もあります。
ただし、この方法では工期が長くなり、
「カンカン」という音が絶え間なく鳴り続けます。

小さな音とはいえそれが数日間続くと、さすがに気になるでしょう。

ご近所の方が外出される数時間の間に
削岩機で一気に削ってしまう方が、
結果的には迷惑を最小限に抑えられたりしますから
一概にどの方法がベストと決めることはできません。

管理組合に住民の方々のライフスタイルを伺いながら
近隣の方へのご迷惑を最小限に留める方法を模索することも
クラフトの現場監督の仕事です。

わりと地味な作業のように思われがちな斫り工事ですが、
実はリフォーム工事全体の中でも、とても気を使う作業です。

2015 12/15 10:16 Posted by UM邸

ミラーフレームを錆塗装

ヴィンテージのアイテムを探しても、
なかなかイメージ通りのものが見つからないことはあります。
そんなときは、“現場でつくる”という方法をとることも。

今回、トイレ内のミラーフレームにちょっと手を加えました。
まずは壁面に、木製額縁の四方枠を張り付け、
その上に錆風のエイジング塗装を施しています。

錆びたような質感をつくるのに使った塗料は、
ギャラップで販売されているメタル・エフェクツ塗料です。

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今回は木のアクなどが出ないよう、事前に白の目止材を塗装。
その後に指定の酸化防止プライマーを刷毛で塗装しました。

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プライマーが乾いたら、金属を含んだメタルペイント(水性塗料)を塗ります。
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しばらくしてメタルペイントが乾いたら、錆反応剤を塗り
錆反応が出るのを待ちます。
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塗ってから30分位で錆が発生してきますが、
塗った量や待つ時間によって出てくる錆の量が変わってくるため、
もしご自身で初めてチャレンジされる場合は
端材などで事前に試し塗りをした方がよいかと思います。

錆反応剤をスプレーで吹いてみたり、スポンジで叩いてみたり
額縁の溝を小筆で塗ったりと、色々と試行錯誤をしていき、
イメージしたような錆が出たら、
ここで酸化や色の変化を止めるパーマコートを塗って、完了です。

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パーマコートは艶があるため、今回はよりラフな印象が出るように、
その上から艶消しのスプレーを塗りました。

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パーマコートは艶があるため、今回はよりラフな印象が出るように、
その上から艶消しのスプレーを塗りました。

2015 11/1 2:41 Posted by MW邸

RCの壁式構造の壁を開口 2

さて、大まかな鉄筋の位置の確認ができたら、
いよいよコンクリートをはつっていきます。

〈はつる〉という言葉は工事用語なので、なじみがない方もいらっしゃると思います。
コンクリートの床や壁を壊したり、削ったりすることです。
あくまで工具を使って”人の手”で行う作業のことで、
重機械で行うのは〈解体工事〉になります。

はつり屋さんが、壁の両側からコア抜きした箇所にハンドクラッシャーという
工具入れてコンクリートを挟み、破砕します。

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鉄筋を避けながら、2人の職人さんが壁の両側から慎重にはつっています。

こちらのクラッシャーは振動や音が少なく、
ご近所の迷惑になりにくいというメリットがあり、
クラフトの工事現場ではよく使います。

コンクリートが壊れるにつれて、はつり屋さんの足元にはたくさんの
コンクリートのガラが溜っていきます。
これだけ大きく開口したのですから当然ですね。
最後の搬出作業も大変です。

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クラッシャーという工具を使っているものの、このように手作業になるため、
かなりの体力と技が必要です。

コンクリートのはつりが終わると、今度はあらわしになった鉄筋を切断。

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この後、開口したコンクリート壁の強度を保つために、
開口まわりの鉄筋を組み直すことになります。

きちんと補強しなければ、地震で開口まわりの壁にクラックが入ってしまうことも。
こちらの作業も気を抜けません。

全部の作業でだいたい2日くらいかかりましたが、こうして壁を開口することで、
RCの壁式構造でもご希望の間取に変えることができました。
ただし、”耐震性をきちんと確保できる”と判断した上での計画になるため、
まずは現地でお住まいの状況を正確に把握することが大切です。

「フルリフォームでLDKを広くしたい」とお考えの方は、
ひとまずクラフトにご相談ください。無料で現地調査を行い、
壁の開口ができるかどうかをすぐに判断します。

2015 10/2 6:48 Posted by SR邸

RCの壁式構造の壁を開口 1

RC(鉄筋コンクリート造)3階建て、壁式構造のお住まいのリフォーム。

2部屋をつなげるために、コンクリートの壁を壊して出入り口をつくっています。
この壁を開口しても、補強をきちんと行えば問題がないことは事前に確認済みです。

RCの壁式構造は、コンクリートの壁の中に補強筋といって
コンクリートに強度を持たせるための鉄筋が入っています。
そのためこの鉄筋が「どこにあるか」を探りながら壁を開口しなければなりません。

現地調査では、床下や屋根裏をのぞいて構造を確認させていただくことがありますが、
目視では鉄筋の位置まで確認できません。
お施主さまに既存図面を見せていただいても、図面どおりではないため、
「ここに鉄筋があるんじゃないか…」なんて、ある程度予測をたてながら
プランをつくっています。

そして、工事がスタートすると、実際にどこに鉄筋があるかを現場で探っていくわけです。

配筋の状態確認に使うのは鉄筋探査機。
各メーカーから出ていますが、クラフトではBOSCHの探知機を使います。

こうしてコンクリートの壁に当てると、
ご覧のとおり画面にグラフのようなものが表示されます。
これで、5cmのところに鉄筋があることがわかりますね。

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こうして大まかな位置がわかったら、鉄筋の印をつけていきます。
うっすらと見える格子の線が鉄筋の位置です。

はつりの工具を挟む為にコア抜きした部分からも鉄筋が見えるため
より正確な位置やピッチを把握できます。

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開口部の横幅に合わせて、両端に切り込みを入れました。
開口部まわりを補強するための鉄筋が残るよう、
鉄筋の位置よりも、やや内側に切り込みを入れているのはおわかりでしょうか。

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こうしてだいたいの鉄筋の位置を把握できたら、いよいよ壁をはつっていきます。

つづきます。

2015 10/1 6:48 Posted by SR邸

塗装下地用クロスを使って塗装体験

「塗装下地用のクロス」というものをご存知ですか?
文字通り、塗装の下地用クロスです。

塗装下地用クロスの一番のメリットは、簡単に塗装できること。
すでに仕上がっているクロスの上から
どなたでも簡単に、きれいに塗装することができます。
ただし、クロス張りは石膏ボードのジョイント部のパテ処理があるため
ちょっと難しいかもしれません。
こちらは、プロに任せた方が無難です。

クロスにはあらかじめパターンがついており、そのバリエーションも豊富です。
空間のインテリアに合わせてお好きなタイプを選ぶことができます。

ただし、ちょっとデメリットも知っておいてほしいです。
クロスの材料費+クロス貼りの手間+塗装材料費+塗装の手間がかかるため
普通の塗装工事よりも比較的高価で時間がかかってしまいます。

今回のお客様は、「塗装はぜひ自分たちでやってみたい!」という方。

カラーワークスという塗料メーカーの塗装下地用クロスを
同社の職人さんに張ってもらいました。

ここからがお施主さまの出番です。
ひと部屋の壁をすべて塗っていただきました。

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カラーワークスの塗装教室に通って、何度か練習されたということでしたが、
見ていて「さすが」と思いました。

下塗り、仕上げ塗りはどちらもとてもきれいに仕上げられていて
正直驚いたくらいです。

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奥さまと一緒にたのしそうに塗装されていた姿がとても印象的で
見ている私たちも何だかたのしかったです。

リフォームの思い出が、より深く心に刻まれたのではないでしょうか。

2015 7/10 11:03 Posted by TS邸